Vision Proに採用されているソニー製ディスプレイ、1年以上前にデモ動画が公開

ソニー マイクロOLED
 
AppleがWWDC23で発表した複合現実(MR)ヘッドセットVision Proには、ソニー製のマイクロOLEDが採用されていることが明らかになりましたが、このディスプレイについて紹介するデモ動画が今から1年以上前に公開されていたことがわかりました。
 

■3行で分かる、この記事のポイント
1. Vision Proにソニー製マイクロOLEDが採用されていることが明らかになった。
2. ディスプレイのデモ動画が、今から1年以上前に公開されていたことがわかった。
3. 技術の始まりはカメラ用電子ビューファインダーだった。

2021年12月のイベントでディスプレイのデモが発表

Vision Proに採用されているソニー製のマイクロOLEDについて、ソニーは次のように説明しています。
 

片目で4K、両目で8Kの高解像度を実現し、高精細な3次元空間を映し出すVRヘッドマウントディスプレイ(HMD)システムを紹介。CMOSイメージセンサーの開発・製造で培った微細加工技術を生かした多画素、小型化と、ディスプレイ開発で培ったデバイス・回路技術を生かしたOLEDマイクロディスプレイにより高画質化を実現。複数のセンサーの情報を組み合わせることで、システム全体で遅延量の削減を行い、処理時間を短縮。視聴している人の頭の動きに合わせて素材のテクスチャや人の表情などを高精細にリアルタイムで表現でき、産業用途のほか、エンタテインメント領域における活用も期待できる。

 
ソニーが現在のOLEDマイクロディスプレイにつながる技術開発をスタートしたのは2009年です。当時、一眼レフカメラのミラーレス化が進み、液晶マイクロディスプレイでは光学ファインダの性能に及ばないことが課題となっていました。
 
2011年に初めて実用化されたOLED方式によるマイクロディスプレイは、電子ビューファインダー(EVF)を搭載した多くのカメラに採用されており、現在もOLEDマイクロディスプレイの主力製品となっています。
 
2021年12月に開催されたSony Technology DayでマイクロOLEDのデモが発表されましたが、ディスプレイに関する動画が翌年3月に公開されています。
 

 
イベントでのデモディスプレイの動画も、マイナビニュース・デジタルにより公開されています。
 

 
 
Source:9to5Mac, ソニー
(lexi)


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