Appleが、iPhoneに画面下埋込み型カメラを搭載する特許を世界知的所有権機関(WIPO:World Intellectual Property Organization)で取得しました。
特許には、カメラを画面下に配置することで不足する光の透過率を、ディスプレイの一部を透明にすることで改善するアイデアが記されています。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. iPhoneに画面下埋込み型カメラを搭載することに関する特許を、WOPOで取得した。
2. 画面下にカメラを配置した場合に不足する光の透過率を、画面の一部を透明にして改善する。
3. 画面下埋込み型カメラを搭載するiPhoneの実現は、2028年以降になる見込み。
ディスプレイ内に透明で微細な穴を設けて光の透過率を改善
現在の技術では、カメラを画面下に配置した場合、光の透過率が20%以下に低下する可能性があると、特許内では説明されています。
特許内では、光の透過率を上げる方法としてカメラが埋め込まれた部分のディスプレイを透明にすることが挙げられています。
透明にする部分をサブピクセルの領域よりも小さくすることで、ディスプレイを見ているユーザーには透明な部分があることを意識させない構造になるようです。
画面下埋込み型カメラを搭載する場所について特許には、6種類の案が掲載されています。
下記図表18Aは、カメラだけではなく、ドットプロジェクタや投光イルミネーターなどFace IDを構成する部品を3カ所(332-1、332-2、33203)に分散して配置するもの、図表18Dはノッチ型にするもの、図表18EはiPhone14 ProシリーズのDynamic Islandのような配置になっています。
画面下埋込み型カメラが実製品に搭載されるのは2028年以降か
画面下埋込み型Face IDは2025年モデルのiPhone17 Proシリーズに搭載される可能性がありますが、画面下埋込み型カメラの実装は2028年以降になるとみられています。
Source:WIPO via Patently Apple
Photo:Apple(米国)
(FT729)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-542639/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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