NFCの仕様改良でApple Payの到達距離がのびて高速化!

Apple Pay
 
近い将来計画されている近距離無線通信(NFC)仕様の改良により、Apple Payを搭載したiPhoneと読み取り機との距離がこれまでよりも遠くても決済可能となり、読み取り速度も高速化することが期待できそうです。
 
なおNFCはApple Payだけでなくおサイフケータイなどの非接触でのキャッシュレス決済、モバイルSuicaなどの交通系ICサービスでも活用されています。

■3行で分かる、この記事のポイント
1. NFCフォーラムが2028年までのロードマップを発表した。
2. 現在5ミリの距離が最大で30ミリまで延長される。
3. 1回のタップで複数のアクションが可能になる。

2028年までのロードマップを発表

NFCの仕様を定義する団体NFCフォーラムは、2028年までに達成するNFC技術のロードマップを発表しました。NFCフォーラムは主に5つの目標を掲げています。
 

2028年までの達成目標

  1. NFCワイヤレス充電のパワー向上:現在のNFC充電仕様では最大1ワット(W)となっていますが、NFCフォーラムは最大3Wまで引き上げるとしています。
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  3. 決済時の通信距離の延長:現時点ではApple Payなどの決済を行える距離はわずか5ミリですが、2028年までには4倍から6倍、つまり最大30ミリまで延長されるとのことです。
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  5. 複数のアクションが同時に発生:これは1回のタップで複数のアクションが起こるようにするというものです。たとえば1回タップするだけで決済、購入によるポイントカードへのポイント追加、レシート発行などがスムーズに行えるようになります。
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  7. デバイス間通信の機能向上:NFC対応スマートフォンにSoftPOS機能をもたせ、販売者側のスマホやタブレットに支払い者側のスマホをかざすだけで決済できるようになります。
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  9. サステナビリティへの貢献:NFC経由で製品の素材データやリサイクル情報を共有できるようにします。

 
NFC技術が向上し仕様が改良されれば、上記の目標達成に加え、決済速度の高速化や信頼性向上も実現すると思われます。

 
 
Source:NFC Forum via 9to5Mac
(lunatic)


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