iPhone SE(第4世代)の発売は2025年、15用OLED供給延期か〜BOE

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韓国UBI Researchが中国BOEによるiPhone向け有機EL(OLED)ディスプレイの状況に言及、BOEは未だiPhone15用OLEDディスプレイを量産できないこと、BOEがOLEDディスプレイを供給予定だったiPhone SE(第4世代)の発売時期が2024年から1年遅れとなる2025年になったことを伝えました。

■3行で分かる、この記事のポイント
1. BOEが、iPhone15用OLEDディスプレイの製造に難渋している。
2. Dynamic Islandの周囲から意図しない光が漏れる問題を、未だに解決できていない。
3. iPhone SE(第4世代)用OLEDディスプレイはBOEが供給するのが確実視されていたが、不透明な状況になってきた。

Dynamic Islandの周囲からの光漏れを解消できず

BOEは、iPhone15用OLEDディスプレイを供給するべく試作を重ねていますが、Dynamic Islandの周囲から意図しない光が漏れる問題を解決できておらず、量産に向けた製品承認がAppleから得られていない模様です。
 
BOEは2023年8月からiPhone15用OLEDディスプレイを量産する予定でしたが、それは厳しそうです。
 
次に承認を得る機会は10月ですが、ここでもAppleの承認を得られない場合、BOEが年内にiPhone15用OLEDディスプレイを供給する可能性がなくなると、UBI Researchは指摘しています。

2025年発売のiPhone SE(第4世代)向けOLEDディスプレイはどうなる?

UBI Researchによれば、BOEがOLEDディスプレイ供給を狙っていたiPhone SE(第4世代)について、発売時期が2024年から2025年に延期されたことにより見通しが不透明になっているとのことです。
 
iPhone SE(第4世代)用OLEDディスプレイはBOEが供給するのが確実視されていましたが、iPhone15用OLEDディスプレイの品質問題により、競合他社が獲得に乗り出している模様です。
 
UBI Researchは、iPhone SE(第4世代)用OLEDディスプレイとして、Samsung DisplayがリジッドOLEDを、LG DisplayがフレキシブルOLEDをプロモーション中であるほか、以前からiPhone用ディスプレイのサプライチェーンへの参画を狙っていると噂される中国CSOT(China Star Optoelectronics Technology)もAppleに接触して可能性を探っていると伝えています。
 
 
Source:The Elec
Photo:iPhone Mania
(FT729)


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