【GoodsPress 2023上半期AWARD】
いまビジネス時計を選ぶなら、悪目立ちしない、落ち着きと風格のあるデザインがオススメ。でもあまりに地味過ぎると飽きてしまうから、持つのがうれしい、ちょっと語りたくなる“華のある”モデルがいい。それに加えて“新世代ムーブメント”であることも見逃せない条件。
なぜなら最新技術で作られた新世代ムーブメントは、ロングリザーブ、つまりゼンマイが長持ちするし、精度も高いと良いことずくめ。ここではその条件でスイスと日本の、しかもコストパフォーマンスも抜群の最新モデルを選んだ。さあ、あなたが欲しくなるモデルはどれ?
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ービジネス時計部門ー
<ジャパニーズ・ ニューエイジ賞>
■コレクション初の新型3日巻きムーブメントを搭載!和のテイストを活かしたオープンハート文字盤も魅力
セイコー プレザージュ
「シャープ エッジド シリーズ(SARJ003)」(16万5000円)
プレザージュは日本の機械式時計作りの伝統と美意識を継承しつつ未来を拓く、海外でも人気沸騰のコレクション。この新作は初めてパワーリザーブ約72時間(3日巻き)の新世代ムーブメント・キャリバー6R5Jを搭載。その姿がケース裏から鑑賞できる。さらに麻の葉紋様をモチーフに日本の伝統色を使った味わい深い文字盤、9時位置の窓からもその心臓部の動きが楽しめる。加えて6時位置の24時間表示ダイヤルもこのモデルの新鮮な魅力だ。
【SPEC】
ケース径40.2mm、ケース厚13.5mm、自動巻き(手巻き付き)、シースルーバック、SSケース&ブレスレット。10気圧防水
▲9時位置の窓からは時計の心臓部、正しくビートを刻む脱進調速機の姿が楽しめる。文字盤や6時の24時間表示・インダイヤルの作り込みも素晴らしい
<ジャパニーズ・トラディショナル賞>
■伝説のジャパニーズ・トラッドスタイルにこちらも新世代ムーブメントを搭載!
セイコー
「キングセイコー(SDKS015)」(23万1000円)
グランドセイコーと同様の情熱と技術、そして適正価格で1961年に誕生した「キングセイコー」。その魅力を決定付けた1965年の名作が通称「KSK」。その格式高いデザインを半世紀以上の時を越えて継承し2022年に復活したこのコレクションの新作は、新世代の3日巻きムーブメント・キャリバー6R55を搭載。そしてこのホワイトダイヤルモデルは当時の絹目模様文字盤を現在の技術で再現した。時代を超越したクラシックデザインを選ぶならこの1本で決まりだ。
【SPEC】
ケース径39mm、ケース厚11.9mm、自動巻き、SSケース&ブレスレット、10気圧防水
▲これが新世代ムーブメント・キャリバー6R55。セイコー独自の技術が詰まっている
<ジャパニーズ・スケルトン賞>
■世界を驚かせたオリエントのスケルトン。第2弾は文字盤デザインが超クール!
オリエントスター
「オリエントスター アバンギャルド スケルトン(RK-BZ0001S)」(24万2000円)
独自のシリコン製ガンギ車を使った新世代ムーブメント搭載の手巻きスケルトンモデルで2021年、2022年も時計愛好家から絶賛されたオリエント。今年はスポーツコレクションに、パワーリザーブ約60時間で日差プラス15秒からマイナス5秒という新世代の自動巻きムーブメント・キャリバーF8F64を搭載したスケルトンモデルが登場した。2層構造の文字盤の直線的なオープンワークから生まれる超クールな顔を、ぜひ一度見てほしい!
【SPEC】
ケース径42.3mm、ケース厚12.4mm、自動巻き(手巻き付き)、シースルーバック、SSケース&ブレスレット。10気圧防水
▲左が最先端の半導体製造技術で製作された特許取得のシリコン製ガンギ車(左)。ムーブメントの視覚的なアクセントにもなっている(右)
<ジャパニーズ・ラグスポ賞>
■ブラックの差し色が生む精悍なソリッド感!これぞジャバニーズ・ラグジュアリースポーツ
シチズン
「シリーズエイト 870 メカニカル(NA1004-10E)」(20万9000円)
スポーティでドレッシー。オン/オフを問わずに着けられる。ワークスタイルのカジュアル化で人気が加速したラグジュアリー・スポーツウォッチ。そして直線を基調にしたソリッドなケースデザインで、日本の時計の中でこのカテゴリーに属する貴重な存在がシチズンの「シリーズエイト」。この新作はウレタンバンドに2つのパーツで構成されるベゼルの色使いが新鮮だ。しかもスマートフォンやタブレットの磁気にも対応できる“第2種耐磁”でこの価格は驚き!
【SPEC】
ケース径40.8mm、ケース厚10.9mm、自動巻き、SSケース、ウレタンストラップ、10気圧防水
▲精悍な印象。さらに時刻の読み取りやすさも抜群!
<価格破壊的ラグジュアリー賞>
■奇跡の新世代ラグジュアリー・スポーツモデル! 待望のアイスブルーダイヤル・バージョン
ティソ
「ティソ PRX パワーマティック80(T137.407.11.351.00)」(10万3400円)
ラグジュアリー・スポーツウォッチの原点は1970年代。ティソのPRXもオリジナルモデルの誕生は1978年。2021年にデザインエッセンスはそのまま、しかも高品質なのに驚きの身近な価格、10万円台で甦って世界中で圧倒的な人気に。最長約80時間パワーリザーブの新世代ムーブメント・パワーマティック80を搭載したこのモデルにトレンドのアイスブルー文字盤が追加された。価格を超えたこの魅力を楽しまないのはモッタイナイ!
【SPEC】
ケース径40mm、ケース厚10.9mm、自動巻き、SSケース&ブレスレット、10気圧防水
▲ケースバックから見えるティソの新世代ムーブメント・パワーマティック80。最長約80時間パワーリザーブで、新素材を使ったヒゲゼンマイやガンギ車で優れた精度と耐磁性も実現している
※2023年6月6日発売「GoodsPress」7月号58-59ページの記事をもとに構成しています
>> 特集【GoodsPress 2023上半期AWARD】
<取材・文/渋谷ヤスヒト>
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- Original:https://www.goodspress.jp/features/541025/
- Source:&GP
- Author:&GP
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