iPhone15シリーズの量産加速の動き〜量産開始時期の遅れを取り戻せるか!?

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iPhone15シリーズの製造において最大手のFoxconnが、2023年8月の量産最盛期に向けて従業員の採用人数を大幅に増やしています。
 
iPhone15シリーズは量産開始時期が遅れたことにより、初期在庫台数が現時点では当初計画の2,200万台から2,000万台に減少する可能性があると、Barclaysのアナリストであるティム・ロング氏が指摘する中、それを取り戻すためにサプライヤー各社が注力している模様です。

■3行で分かる、この記事のポイント
1. iPhone15シリーズの量産開始時期が遅れたことにより、初期在庫台数が計画よりもおよそ1割少ないとアナリストが報告している。
2. サプライヤーは、量産開始時期の遅れを取り戻すために従業員の採用を進めている。
3. Appleは、iPhone15シリーズの年内の出荷台数をiPhone14シリーズ比で12%増やすことを計画している模様。

初期出荷台数の確保と、製造規模拡大が必要な状況

Foxconn鄭州工場は、8月のiPhone15シリーズの量産最盛期に向けて、従業員の採用ペースを1日約10,000人まで増やすことを計画しています。
 
そのため、入社にあたっての賃金が、新入社員は基本給が2,200人民元(約43,500円)、繁忙期には計画達成ボーナスとして7,500人民元(約148,500円)を支給するところ、2回目の復職になる従業員にはボーナスを8,000人民元(約155,000円)に増額するなど好条件を提示しています。
 
Appleは、年内のiPhone15シリーズの出荷台数を同時期のiPhone14シリーズの12%増で計画しているようですが、それが実現できるかは量産の遅れを取り戻し今後の増産に対応できるかにかかっています。

昨年のような混乱を防止するよう対策実施

Foxconn鄭州工場は、昨年発生した新型コロナウイルス感染症流行に伴う混乱が今年も起きることがないよう、従業員の住環境などを改善していると経済日報は伝えています。
 
 
Source:経済日報
Photo:AppleInsider
(FT729)
 
 


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