iOS17パブリックベータをインストールしない方がいいケースとは

iOS17パブリックベータ
 
Appleは日本時間の本日7月13日未明、iOS17の初めてのパブリックベータ版をリリースしました。
 
Apple Beta Software Programに登録すれば、誰でもiOS17パブリックベータを含む各OSのパブリックベータをインストールして試すことが可能ですが、あくまでも完成版ではなくベータ版であるため、注意が必要です。
 
米Macworldが、iOS17(およびその他OSの)パブリックベータをインストールする場合の注意点、また試さないほうがいいケースについてまとめていますのでご紹介します。

■3行で分かる、この記事のポイント
1. Appleは7月13日にiOS17パブリックベータをリリースした。
2. 登録すれば誰でもインストールできるが、しない方がいい場合もある。
3. 他のAppleデバイスと連係しない、またアプリが動作しなくなる可能性も。

バグがある

iPhone Maniaでも繰り返しお伝えしているように、パブリックベータ版にはバグがあります。ベータ版というのは正式版を出す前に開発者やユーザーに試してもらい、バグを発見してもらい、修正することを目的としているからです。
 
Appleはベータ版をリリースする段階で大きな問題は修正しているものの、時には電話やメッセージといった主要アプリの動作に影響をきたす場合があります。
 
またサードパーティーのアプリはまだiOS17に対応していないので、iOS17パブリックベータ版をインストールするとこれらのアプリが動かなくなる可能性があります。

iPhone12シリーズ以降にすべき

iOS17は、iPhone XS/XS Max以降のモデルを対象としており、iOS16ではサポートされている2017年発売のiPhone8/8 Plus、iPhone XはiOS17の対象外です。
 
またiPhone XS/XS Max以降のiPhoneに対応しているものの、FaceTimeでの3Dリアクションや、入力テキストの自動修正(こちらは英語のみ)などは、iPhone12シリーズ以降のモデルでないと使えません。
 
iOS17の目玉機能のひとつであるスタンバイモードのように、iPhone14 Proシリーズの常時表示ディスプレイでないと、十分に威力を発揮しないものもあります。
 
そのためMacworldは、iOS17パブリックベータを試すならiPhone12シリーズ以降にすべきだろうと提案しています。

ほかのAppleデバイスと連係しなくなる

パブリックベータ版をインストールする場合のもうひとつの問題は、最新版OSへとアップデートしていない他のデバイスと連係しなくなる可能性があることです。
 
たとえばwatchOS10のパブリックベータを試したい場合は、まずiPhoneにiOS17パブリックベータをインストールする必要があります。
 
そうしてiPhoneにはiOS17パブリックベータ、Apple WatchにはwatchOS10パブリックベータをインストールしたら、iPadやMacBook、Apple TVとうまく連係しない、一部の機能が使えなくなった、という問題が発生するケースが多々あります。

iOS17パブリックベータを急いでインストール必要はないかも

人よりも早くiOS17をどうしても試したい、日常使いしているiPhone以外にサブで使えるiPhoneがあるという人以外は、正式版のリリースを待ったほうがいいかも知れません。
 
おそらく9月には正式版がリリースされるでしょうし、また今年のiOS17にはそれほど目立った新機能が追加されていないからです。

 
 
Source:Macworld
(lunatic)


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