Appleのアラン・ダイ氏がポッドキャストに出演、「Vision Pro」の由来とは

アラン・ダイ
 
Appleのヒューマンインターフェースデザイン担当副社長のアラン・ダイが、デビー・ミルマン氏主催のポッドキャスト番組「Design Matters」に出演し、Appleの複合現実(MR)ヘッドセットVision Proについて語りました。
 

■3行で分かる、この記事のポイント
1. Appleのアラン・ダイ氏がポッドキャスト番組に出演。
2. Vision Proの名前の由来や、その次の可能性について語った。
3. ダイ氏はAppleのデザインチームを高く評価している。

Vision Proは現実世界のビジョンを妨げない

WWDC23のVision Proのプレゼンで、visionOSのインターフェースについて紹介したダイ氏は、デザインに焦点を当てたポッドキャスト番組で、Vision Proの名前の由来や、その次のデバイスの可能性などについて触れています。
 
「なぜ“Vision”で、なぜ“Pro”なのか」と質問されたダイ氏は、Visionという言葉を使ったのは、デジタル世界を空間に持ってくることにフォーカスしており、現実世界のビジョンを妨げないからだ、と述べました。
 
2つのディスプレイで2,300万ものピクセルを詰め込むVision Proを実際に試したというミルマン氏は、「(インターフェースが)空気の中に住んでいるようだ」とコメントしています。

次世代ヘッドセットを開発中?

現在開発中の製品に関してAppleが厳格な秘密主義を貫いているのは承知の上、ミルマン氏はダイ氏に対して、Vision Proの次はいったい何を開発しているのかと重要な質問を投げかけました。
 
ダイ氏はもちろん明確に何かについて言及するのは避けたものの、「Vision Proで終わりではない」と述べており、Appleデザインチームの素晴らしさを称賛していることから、次世代ヘッドセットの展開が視野に入れられているとおおまかに推測することができます。
 
実際、過去に複数のヘッドセットおよびメガネ型デバイス開発の噂が持ち上がっていることもあり、現Vision Proが市場に出る前から、次期ヘッドセットの登場が待ち遠しくなってきます。
 
 
Source:Design Matters with Debbie Millman
via 9to5Mac
(lexi)


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