Apple Card預金口座の預金額が100億ドル超えに

apple card
 
Appleは現地時間2023年8月2日、同社がGoldman Sachsとの提携により、2023年4月17日にスタートしたApple Cardユーザー向けの普通預金口座への預金総額が、100億ドルを超えたと発表しました。
 
最低預入金額や口座維持手数料がなく、年利が4.15%と高い点が、預け入れの動機となっているようです。

■3行で分かる、この記事のポイント
1. Apple Card普通預金口座の預入額が100億ドルを突破。
2. 普通預金口座は2023年4月に米国でスタート。
3. Goldman Sachsは当面、Apple Card事業を継続することになりそう。

「ウォレット」アプリから簡単に確認できる

Appleによると、普通預金口座のサービスを立ち上げて以来、利用者の97%が、Apple Cardの利用によって獲得できるDaily Cash(いわゆるキャッシュバック)を、この預金口座に直接貯める方法を選択しているとのことです。
 
Apple Card預金口座の詳細は、「ウォレット」アプリから簡単に確認できます。
 
Apple Saving
 
「ウォレット」アプリ内のApple Cardをタップし、「預金口座」の項目をタップすれば、現在の残高や利用履歴を見ることができます。

Goldman SachsがAppleとの提携を解消との報道

Apple CardおよびApple Card預金口座は、Goldman Sachsとの提携により、提供されています。
 
しかしApple Card事業での損失額が大きいことから、Goldman SachsはAppleとの提携を解消し、American Expressへとその権利を譲渡するべく話し合いを進めていると、Wall Street Journal(WSJ)が7月に報じました。

当面は両社の関係は続く?

その後Goldman Sachsは2023年4月〜6月の業績が前年同期比で58%減となったと発表、Apple Cardを含むクレジッドカード事業の損失が相当額であったことを明かしましたが、同社のデイビッド・ソロモン最高経営責任者(CEO)は、Appleとの提携は長期的なもので、Apple Card普通預金の預金額も増やしていくと発言しました。
 
今回Appleが、Apple Card普通預金口座の預金総額が100億ドルを超えたことを発表したプレスリリースにおいても、Goldman Sachsのエンタープライズ・パートナーシップ部門責任者のリズ・マーティン氏は「Apple Card普通預金口座の成功をとても喜んでいる」と述べており、両社の提携は当面は続くと見てよさそうです。

 
 
Source:Apple via 9to5Mac
(lunatic)


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