Foxconn、AIサービス用サーバーをAppleに独占的に供給予定

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台湾のFoxconnが、人工知能(AI)サービスのトレーニングとテスト用の専用サーバーをAppleに独占的に供給する予定であることが明らかとなりました。Appleは中国依存を減らしサプライチェーンの多様化を進めているため、このサーバーはベトナムで製造される予定です。
 

■3行で分かる、この記事のポイント
1.Foxconn、AIサービスのテスト用サーバーをAppleに独占的に供給予定。
2.サプライチェーンの多様化のため、サーバーはベトナムで製造予定。
3.AppleのジェネレーティブAI技術は他社に比べ大幅に遅れを取っている。

Foxconn、AppleにAI用専用サーバーを供給予定

Foxconnは現在、Amazon、OpenAI、NvidiaAIアプリケーション用のサーバーを供給しており、既にAppleのデータセンターサーバーの主要サプライヤーでもあります。
 
先月、Bloombergのマーク・ガーマン記者は、AppleがOpenAIのChatGPTに対抗しうる独自のAIプロジェクト「Apple GPT」に取り組んでいると報じました。同社は消費者へ向けた製品を作るための明確な戦略を立てるまでには至っておらず、2024年にAIに関する重要な発表を計画している可能性はあるものの、今のところ具体的な計画は定まっていないとしています。
 
また数日前には、アナリストのミンチー・クオ氏が、AppleのジェネレーティブAI技術は競合他社に比べて大きく遅れを取っており、同社が来年AIサービスを開始するという兆候は現在のところないと伝えています。
 
先週行われたAppleの2023年度第3四半期(2023年4月〜6月期)の業績発表で、ティム・クック最高経営責任者(CEO)は、AIと機械学習(ML)はAppleが製造する「事実上全ての製品に不可欠な基本的なコア技術」だと述べました。クックCEOはまた、同社が何年もジェネレーティブAIに関する研究を行ってきたことを認めています。

競合他社のAI技術について

Microsoftは今年2月、ChatGPTが組み込まれたBing検索エンジンを発表しました。同年5月には、Bing検索エンジンをChatGPTに統合することが発表され、それまでは2021年以前のデータにしかアクセスできなかったChatGPTが、最新の情報を獲得できるようになっています。
 
また、BingのAI機能が近日中にサードパーティーブラウザでも利用可能になることが昨日発表され、iOSやmacOSのデフォルトブラウザであるSafariでも利用できるようになる見通しだと報じられました。
 
Googleもまた今年2月、対話型AI「Bard」を発表し、同年5月には、それまで英語のみで使用可能でしたが日本語でも利用できるようになっています。
 
このように大手テック企業によるAIの開発競争は加速していますが、対話型AI技術の開発を一時停止するよう求める署名活動も行われています。
 
 
Source: South China Morning Post via MacRumors
(m7000)


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