Mujin、知能ロボット「MujinRobot」向けのハンド開発。多様な袋物の積み下ろし・積み付け作業を実現

株式会社Mujinは、連続新製品発表の第1弾として、知能ロボット「MujinRobot(ムジンロボット)」に搭載できる袋物対応のロボットハンドを、標準ハンドラインアップに追加しました。

自律的かつ臨機応変に動く知能ロボット

「MujinRobot」は、ロボットアームに、目となる「Mujinビジョン3D」、手にあたる「Mujin ハンド」を組み合わせ、ロボット知能化ソフトウェア搭載の「Mujinコントローラ」で制御するロボット。自律的かつ臨機応変に動くことが可能です。

一般的に、ロボットシステム全体で高能力を実現するためには、3Dビジョンの認識タイミングやアーム・ハンドの動作などあらゆる要素を組み合わせ、総合的に最適化する必要があり、システム能力は稼働開始までわからないとのこと。

しかし、「MujinRobot」は、独自のロボット知能化ソフトウェアでシステム構築前にデジタルツイン環境でシミュレーションするため、ハンド製作前の構想段階でのシステム能力予測および高能力を発揮する最適なハンド製作ができるといいます。

2種類の袋物対応ロボットハンド

そんな「MujinRobot」に搭載できる、2種類の袋物対応ロボットハンドが発表されました。

ひとつは、袋物の積み下ろし用ハンド。上面吸着ハンドにより、さまざまなサイズや種類の袋を、品物本体を傷付けることなく搬送します。

標準品での最大可搬重量は30kg。混載品であっても、3Dビジョンで正確に認識し、どんな積み方にも対応できるようです。

もうひとつは、袋物の積み付け用ハンド。自社開発の特性ハンドによって袋物を下から支えて搬送することで、安定かつ高速な運搬を可能にします。

多様な自動化ソリューションを提供する株式会社Mujin

株式会社Mujinは、知能ロボットやAGVなどを組み合わせることで、パレットからのケース荷下ろし、ケース品・ピース品のピッキング、パレット・かご車・カートラックへのケース積み付けなど、さまざまな自動化ソリューションを提供してきました。

今後も、ソフトウェアの革新に加え、ハードウェア設計力も強化することで、より幅広い現場のニーズに応えられるよう、日々開発を続ける方針です。

参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000043510.html

公式サイト:https://mujin.co.jp/

(文・Higuchi)


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