Appleの紛失防止タグAirTagを使って、盗まれたアイテムの奪還を試みるストーリーが頻繁に聞かれるようになってきましたが、盗難品がどこに位置しているかわかっていても取り戻せない可能性があることが、今回のケースにより明らかになりました。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. AirTagで盗難アイテムの位置情報がわかっていても取り戻せなかったケースが報告。
2. 警察は「目に見えるところに盗難アイテムがない限り、動けない」とコメント。
3. 犯人に直接アプローチするのは選択肢として考えられないため、泣き寝入りに。
盗難アイテムが目に見えるところになければ警察は動けない?
米シカゴ在住のスコッティ・ウッズさんは、自身のアパートの目の前でホンダのバイクを何者かに盗まれました。同市内で車両の盗難事件が発生していると聞いていたこともあり、幸運にも彼はAirTagをシートの下に埋め込んでいたといいます。
AirTagで位置情報さえわかれば、バイクの奪還は容易だろうと誰もが考えそうなところですが、ウッズさんが警察に連絡すると、「バイクが目に見えるところになければ、警察は動けない」と言われたそうです。
AirTagが指し示したのは、アパートから7マイル(約11キロ)ほど離れた路地にあるトラックの中でしたが、それ以上何もすることができないという状況に、彼は置かれてしまったわけです。
犯人に直接アプローチするのはリスクが大きすぎる
AirTagで盗難アイテムの位置を追跡した被害者が警察に相談せずに窃盗犯に直接接触し、殺害されたケースもあるため、警察を介さない犯人へのアプローチは選択肢として考えることはできません。
ウッズさんはすでに保険金の請求を行っており、バイクは戻ってこない可能性が高いと見ているようです。「新しいバイクを購入することを考えている」
Source:NBC Chicago via 9to5Mac
Photo:Apple
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-549356/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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