【傑作最新家電と趣味/旅行/日用品NEXTベストバイ】
片付けや収納というと難しく考えてしまいがちで、苦手だという人も多い。そんな人は、収納するためのボックスや家具類を使って整理することを考えてみよう。そう、“見せて片付ける”という考え方にすると上手くいくはずだ。
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男心はなぜかハードスペックで無骨なデザインが施されたものに魅了される。“部屋を秘密基地にしよう!”と思ったならば、なおさらだ。
「前回、僕の家を例にして隠す収納と見せる収納の話をしましたが、今回はその観点から男心をくすぐりそうな商品をセレクトしてみました」
前回、インテリアスタイリストの窪川勝哉さんの話に出てきた箱だが、いかにデットスペースをなくし、効率よく積み込めるかも考える必要がある。そのため、同じシリーズでサイズを合わせ、スタッキング(積み重ね)できるものを選ぶといい。そうしておくと、例えばアウトドアが趣味という人であれば、キャンプなどに行く時に、そのまま持ち出すこともできる。
「見せる収納をする時には、壁面を上手く使うことを考えるといいと思います。メッシュタイプの棚や背面のないラックにすると、モノが多く飾れていても圧迫感がなくて部屋がスッキリして見えますから」
このふたつの手法を使えば“好きなモノに囲まれて生活している”という充実感も味わえるうえ、まさに自分だけの秘密基地的な感じや憧れのガレージを持っているといった気持ちも満足させてくれるかもしれない。
窪川さんが選んだ、そんな収納ギアを紹介していこう。
インテリアスタイリスト 窪川勝哉さん
インテリアだけでなく、クルマや家電、ステーショナリーなど幅広い分野に造詣が深い。雑誌やテレビ番組でのインテリアコーディネートをはじめ、ウィンドウディスプレイやイベントのデコレーションなども手掛ける
1. 重ねたまま中のモノが取り出せるコンテナ
プライウッド
「オリ-コンシェルフ 50L」(4180円)
プロ愛用の折りたたみコンテナ、通称オリコンをインテリアで使いやすくしたアイテムです。サイドドアは本当に便利です(窪川さん)
使用時は高さ約34cmの大容量、使わない時は折り畳んで厚さ約10cmとコンパクト(容量50Lの場合)になるポリプロピレン製のコンテナ。ほかに65L、80Lのサイズもあるので、用途によって使い分けられる。
▲蓋付きで、サイドドアがあるので、積み重ねたまま収納物を取り出すことができて使い勝手が良い
▲キャンプ道具など入れた場合は、そのまま持ち出せる。重ねておいて、屋内外で収納棚の代わりとしても使える
2. 無骨さが魅力の金属製収納ボックス
PUEBCO
「フォールディング アルミニウムコンテナ」(2万2000円)
無骨なアルミ製コンテナ。アルミ製なのに折りたためる点がポイントです。アウトドアやキャンプに持ち出すのにも合います(窪川さん)
最大積載量12kg(目安)で容量約50L、最大積み重ねは3段までのアルミ製のコンテナ。部屋に置くとシルバーの光沢がハードな雰囲気を演出してくれる。
▲未使用時は折り畳んで収納しておくことも可能だ。本体重量は約5.3kg
3. 表面に凹凸を付けることで強度を確保
HIGHTIDE
「モールデッド パルプボックス」(2090円)
古紙を使った、エコでリーズナブル、そのうえ丈夫なボックス。個人的にも10年近く便利に愛用しています(窪川さん)
服や靴、雑誌の整理などに役立ってくれる、5段まで積み重ねることができる古紙再生紙で作られた収納ボックス。プランター風デザインで、洒落た雰囲気がある。
▲蓋をした状態でも高さ15.8cm、家具の隙間などに収納することも可能だ
▲幅45×奥行き35cmで耐荷重は約8kg。表面に凹凸を付けて強度を出し、段ボールより耐 久性が高い
4. 壁掛けタイプのラックでスッキリ収納
DUEND
「WALL RACK」(3万800円、トレイ:4400円)
壁に立てかけて自立するラックです(固定も可能)。場所をあまり取らずに、高さを有効活用してアイテムを収納できます(窪川さん)
イタリアの電車荷台にインスパイアされてデザインされた、壁掛け式のラック。パイプだけで構成されているので“抜け感”があり、圧迫感を感じさせない。荷物を置くことで安定感が増す設計になっている。
▲別売のトレイをセットすれば、パイプの隙間から落ちてしまう小物のディスプレイも可能になる
▲天井に向かっていくほど奥行きが狭くなり、最上段は22.5cmほどなので圧迫感を感じさせない
5. モノを飾って収納できるオープンラック
ジャーナルスタンダードファニチャー
「パクストン メッシュラック」(6万9300円)
メッシュタイプなので通気性が良かったり、圧迫感が出過ぎたりしないのがポイントです(窪川さん)
ヴィンテージで見かけるメッシュラックを、現代の生活スタイルに合わせてリデザイン。全面メッシュ仕様なので、室内に圧迫感を与えずに雑貨や服、本などを飾ってモダンな空間を演出することができる。
▲「複数台組み合わせて使うこともできます」と窪川さん。棚は用途に応じて取り付け位置を変えられる
※2023年9月6日発売「GoodsPress」10月号28-29ページの記事をもとに構成しています
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<取材・文/松尾直俊>
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- Original:https://www.goodspress.jp/features/554787/
- Source:&GP
- Author:&GP
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