Plug and Play Japan、全国スタートアップ海外展開支援プログラムの「Global Preparationコース」における支援先25社決定

Plug and Play Japan株式会社は、独立行政法人日本貿易振興機構(以下、JETRO)が実施するアクセラレーションプログラムにおける「Global Preparationコース」の運営を受託し、支援先となる国内企業25社を決定しました。

海外展開の基礎知識習得などを目指すコース

JETROは、内閣府と経済産業省とともに国内スタートアップ・エコシステムの発展を目的に、日本全国のスタートアップを対象とした海外展開支援プログラム「グローバル・スタートアップ・アクセラレーションプログラム(GSAP)*」を展開しています。

海外のトップアクセラレーターと連携する同プログラムでは、グローバル展開の基礎知識習得や海外市場展開の意欲向上を目的とする「Global Preparationコース」を用意。

このコースの運営を2021年度より担当しているのが、Plug and Play Japan株式会社。同社は、シリコンバレーに本社をおくPlug and Playの日本拠点として2017年に設立されたアクセラレーター/VCです。

採択企業の今後のフロー

Plug and Play Japan株式会社はこのたび、「Global Preparationコース」での支援先企業25社を決定しました。

採択企業は、海外展開に必要となる実践的な知見を習得できるセミナーやメンタリング、海外投資家・ビジネスパートナーとのネットワーキングやマッチングの機会が得られます。

また、渡航を希望するスタートアップ(最大15社)を対象に、2023年12月頃にシリコンバレーへの視察機会を提供し、現地でしか得られないネットワーキング構築を支援する見通しです。

そして、プログラムの最終ステージであるExtention Phaseを通過した企業は、2024年2月頃に日本で開催予定のデモデイにて英語によるピッチを行います。

採択企業をチェック!

それでは、採択されたスタートアップを一部簡単に紹介しましょう。

まずは、3Dスキャナーカメラを用いて、独自の手法で空間内の構造まで細かくスキャンし、住宅や店舗、観光施設などの3D化を実現する株式会社ゼロワン(静岡県浜松市)。

次に、多用途で活躍する小型レーザー測量機用ドローンや、災害時も活躍する防水型ドローン、優れた耐風性能を持つドローンなどを展開している株式会社プロドローン(愛知県名古屋市)です。

そして、においの“なんとなく”をなくす株式会社レボーン(東京都中央区)。わずか90秒でにおいの測定ができるセンシングデバイス「Obre」や、センサーで取得したデータを学習し、さまざまなソリューションを実現する「においAI」などを提供しています。

このほか、医療×ITのスタートアップのALTURA X 株式会社(大阪府大阪市)、ARアプリなどを提供するMarbleXR株式会社(福岡県福岡市)、建設業界のDXを推進するコンストテック株式会社(北海道帯広市)などが採択されました。

参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000165.000028153.html

* 2023年度より「スタートアップシティ・アクセラレーションプログラム(Startup City Acceleration Program:SCAP)」は、「グローバル・スタートアップ・アクセラレーションプログラム(Global Startup Acceleration Program:GSAP)」へ名称変更

(文・Higuchi)


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