iPhone SE(第3世代)の後継モデルとなるiPhone SE(第4世代)について、デザインだけでなくハードウェアも大きく変化するとして、米メディアMacRumorsが入手した情報をもとに最新の予想をまとめています。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. iPhone SE(第4世代)はアクションボタンとUSB-Cポートを搭載、シャーシはiPhone14がベースになる。
2. リアカメラは1眼で4,800万画素、Face IDを採用する。
3. iPhone SE(第4世代)で自社開発5Gモデムの実験が行われている。
シャーシはiPhone14の改良版
社内でコードネーム「Ghost」と称されているiPhone SE(第4世代)では、iPhone14のシャーシを改良したものが採用される見通しで、社内のテストでは、iPhone14のテストに用いられたのと同じパラメータが使われているとのことです。
iPhone SE(第4世代)はアクションボタンとUSB-Cポート搭載
しかしiPhone SE(第4世代)のシャーシには、iPhone14とは大きく異なる点が2つあります。iPhone SE(第4世代)にはiPhone15 Proシリーズで導入されたアクションボタンと、USB-Cポートが搭載されるためです。
一方Bloombergのマーク・ガーマン記者は、iPhone SE(第4世代)にはアクションボタンは搭載されないと予想しています。
MacRumorsが入手した情報によると、iPhone SE(第4世代)には「E85」コネクタが搭載されるとあり、このE85コネクタというのはApple社内ではUSB-Cコネクタを意味するのだそうです。
iPhone SE(第4世代)がシャーシにおいてiPhone14と異なるのはアクションボタンとUSB-Cポートのみで、その他の変更はないようです(iPhone15シリーズのような角がカーブしたデザインは採用されない)。
リアカメラは4,800万画素に進化
リアカメラはiPhone SE(第3世代)と同じく1つで、フラッシュの配置も変わらないようですが、カメラの出っ張りがどの程度になるかはまだ不明とのことです。
MacRumorsが入手している情報によると、iPhone SE(第4世代)のリアカメラは4,800万画素となり、iPhone SE(第3世代)の1,200万画素から大きく進化する見通しです。
iPhone SE(第4世代)はFace ID採用
iPhone SE(第4世代)はiPhone14と同じ有機EL(OLED)ディスプレイを搭載する見込みで、iPhone SE(第3世代)とは異なりTouch IDではなくFace IDを採用するとのことです。
MacRumorsはFace IDおよび関連ハードウェアを意味する「Pearl」というコードネームを、iPhone SE(第4世代)関連の資料で複数発見したと報告しています。
AppleはiPhone SE(第4世代)で自社設計5Gモデムを実験中
AppleはiPhone SE(第4世代)およびiPhone15 Pro Maxの派生版(D84S)において、自社開発の5Gモデム、コードネーム「Sinope」を実験中です。
当初Apple設計の5GモデムはiPhone16シリーズへ搭載される計画でしたが、延期されました。Qualcommは9月、2026年発売見込みのiPhone18シリーズまでは、Qualcommの5Gモデムチップを搭載する契約をAppleと締結したと発表しています。
したがって実験が行われているとはいっても、iPhone SE(第4世代)の発売時期によっては自社開発5Gモデムは搭載されないかも知れません。
ただしiPhone SE(第4世代)は開発の初期段階にあるため、今後仕様が変更される可能性は大きいと、MacRumorsは記しています。
Source:MacRumors
Photo:Digital Tuition/X
(lunatic)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-555025/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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