M3搭載iPad ProとMacBook Airの販売台数は期待ほど増加せず〜クオ氏

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新しいAppleシリコン、M3を搭載すると噂のiPad ProMacBook Airの2024年モデルなどの販売台数は、ユーザーに購入を促す新機能が不足していることにより販売台数は想定以下になる可能性が高いと、TF International Securitiesのアナリスト、ミンチー・クオ氏が伝えました。

■3行で分かる、この記事のポイント
1. 2024年モデルのiPad ProやMacBook Airは、TSMCの3nmプロセスで製造される「M3」た搭載されると噂。
2. 3nmプロセスでの半導体製造数は予想以下になる可能性が高い。
3. 2024年モデルのiPadやMacBookは、ユーザーへの訴求力が低いとアナリストが指摘。

2024年の、TSMCの3nmプロセスでの半導体製造数は予想以下

これは、2024年のASMLからの半導体露光装置の出荷台数予想の中でクオ氏が触れているものです。
 
クオ氏は、M3やM3 Pro、M3 Maxなどを製造する見通しのTSMCの3nmプロセスでの半導体製造数が予想を下回ることで、ASMLの半導体露光装置の販売台数も20%〜30%減少すると考えています。
 
その主な要因としてクオ氏は、2024年モデルのiPadとMacBookに需要が大きく増加する要因が見受けられないと指摘しています。

2024年モデルのiPadとMacBookはどうなる?

2024年モデルのiPad ProはM3を搭載し、有機ELディスプレイディスプレイ搭載モデルもラインナップされると噂されています。ただし、有機ELディスプレイ搭載モデルはかなり高額になると予想されています。
 
現在、M2を搭載するMacBook Airと13インチMacBook Proは2024年にM3に更新される見通しですが、デザインの変更や新機能の搭載はないと考えられています。
 
また、14インチおよび16インチMacBook ProがM3 ProおよびM3 Maxに更新されたとしても、ミニLEDバックライト搭載ディスプレイへの新鮮味は薄れており、ユーザーの購入意欲を喚起するほどではありません。
 
これらの要因から、クオ氏は、2024年モデルのiPadとMacBookの販売台数、それに搭載されるTSMCの3nmプロセスで製造されるAppleシリコンの出荷数は期待ほど増加せず低迷すると考えています。
 
 
Source:郭明錤 (Ming-Chi Kuo)/Medium
Photo:Apple Hub/Facebook
(FT729)


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