毎年新型iPhoneを発売することで人々の物欲を刺激し、より多くのデバイスを売り上げようとするAppleの姿勢と、同社の環境への取り組みが一致していないのではないかとの疑問を、フランス発のデジタルメディアBrut.がティム・クック最高経営責任者(CEO)本人に直接訊いてくれました。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. フランス発のデジタルメディアが誰もが訊きたかった質問をクックCEOにしてくれた。
2. 同氏は新型を毎年発売してもそこに循環があることを強調。
3. カーボンニュートラルな製品はグリーンウォッシングではないとも述べている。
欲しい人に提供できるということは素晴らしいこと
「私たちは本当に新型iPhoneが毎年必要だと思いますか?」とのインタビューの質問に対して、AppleのクックCEOは、「毎年新型iPhoneが欲しいという人にその機会を提供できることは素晴らしいことだと思う」と述べました。
同氏は続けて、AppleはTrade In(下取り)プログラムを実施しており、旧デバイスを再生品として販売していること、そしていらなくなったデバイスはDaisyなどの機械を使って分解し、資源を新たなiPhoneを作るために再利用していることを挙げ、毎年新型を作ってもそこに循環があると強調しています。
カーボンニュートラルはグリーンウォッシングではない?
AppleはApple Watch Series 9が同社初のカーボンニュートラルな製品になったと声高に発表しましたが、「カーボンニュートラル」という概念自体正当性が怪しいもので、グリーンウォッシングではないか、との質問もありました。
クックCEOはこれに対して、同デバイスではカーボンフットプリントを減らすための徹底した施策を講じた後に、質の高いカーボンオフセットを利用していると述べており、カーボンニュートラルな製品は未来のあるべき姿だと主張しています。
Source:Brut. via 9to5Mac
Photo:Apple
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-556133/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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