Apple集団訴訟がさらに拡大、AirTag悪用で被害者続出

AirTag
 
昨年12月に米カリフォルニア州の裁判所でAppleを相手取って起こされた集団訴訟に、新たに30人以上の被害者が加わったと伝えられています。被害者たちは、Appleの紛失防止タグAirTagを悪用したストーカーによって多大な損害を被ったと主張しています。
 

■3行で分かる、この記事のポイント
1. Appleを相手取って起こされたAirTag被害者の集団訴訟に、新たに30人以上が加わった。
2. AirTagを悪用したストーカーによって多大な損害を被ったと主張。
3. AirTagは最もストーカーに選ばれるデバイスになっているとのこと。

AirTagが殺人事件に発展したストーカー行為に使用された例も

AirTagを使ったストーカー事件の報告は後を絶ちませんが、AirTagを悪用したストーカー行為は殺人を含む暴力に発展する可能性もあると集団訴訟の原告は述べています。
 
実際に、すでに殺人に発展したストーカー事件にAirTagが使用された事例が複数報告されているとのことです。
 
原告のほとんどは米国在住者ですが、カナダ在住の原告2名とアイルランド在住の原告1名も含まれています。

AirTagは最もストーカーに選ばれるデバイスに?

「AirTagがどの競合製品とも異なるのは、その比類のない正確さ使いやすさ(Appleの既存の製品群にシームレスにフィットする)、そして手頃な価格だ」と原告側は主張しています。
 
被害者たちは、AppleはAirTagがストーカーに悪用される可能性を把握しながら、十分な対策を講じてこなかったと訴状の中で述べています。
 
 
Source:Ars Technica
Photo:Apple
(lexi)


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