「生成AIで表具を表現する」イベント開催!京都の表具師が協力、米国Rove社のWeb3技術で参加者の作品をNFT化

ハタプロとSMBC日興証券の合弁会社であるProof of Japan株式会社(本社:東京都港区、設立年:2023年)は、カーボンニュートラルなブロックチェーン「NEAR Protocol」を活用したWeb3コミュニティ構築プラットフォーマのRove Management, Inc.と連携。写真やデジタルアートをAIで表装してNFT化する新しい体験価値をつくるワークショップの提供を開始すると発表した。

第一弾として、表具師 井上雅博氏(以下、井上氏)の協力を得て「NFT×伝統文化の可能性」体験イベントを開催する方針だ。なお、同イベントはアジアにおけるRove Management, Inc.と「NEAR Protocol」との初の連携事例だという。

イベントのテーマは「生成AIで表具を表現する」

Proof of Japan株式会社は、今後の日本の文化・芸能の成長と発展を世界の人々で支援し、そこから生まれる価値をシェアするエコシステムの構築を目的に設立された企業。

現在は特にAIとNFTの技術領域にフォーカスを当て、世界でも人気の高い日本の伝統工芸品やIPの基礎を築いた伝統産業が直面する課題の解決に活用しようとしている。

同社は今回のイベントで「生成AIで表具を表現する」をテーマに、参加者が自身の所有するデジタルデータを井上氏の表具のエッセンスと生成AIの技術を組み合わせて表装するという新たな体験を提供する。

イベント終了後には、参加者自身が作成した作品をNFTとして参加者のスマホアプリ上に直接配布。NFT化することで、各自の作品はブロックチェーン上に記録され永遠的に真正性が担保されるという。

チケット販売・NFT作成にRoveのWeb3技術を実装

今回のイベントではチケットの販売からNFTの作成まで一貫して、Rove Management, Inc.のWeb3技術を実装。同社は2021年に設立されたアメリカの企業で、Web3の個人向けアプリ「Rove World」を提供している。

アーティストやブランドがイベントのNFTチケットを販売し、ロイヤリティの高いファンや会員にはNFTでアクセスできる「トークンゲート」イベント、VIP限定体験、ポイントを提供する仕組みをアプリ内で完結しているという。

なおNFTの配布やチケットの発行は、カーボンクレジット創出において世界最大手とされるサウス・ポール社により認定を受けたレイヤーブロックチェーン「NEAR Protocol」上で行っている。

チケットの発行をブロックチェーン上で行うことで、チケット流通における取引の公正性を確保しアーティストなどのチケット発行者の手元に一部作品の評価が還元されるように自動取引を設計することが可能だ。

さらにオンチェーンでの参加証明が可能になることで、イベントの参加者全員を把握し、参加率やエンゲージメントに応じてリアルタイムで報酬を与えることができる。

日本文化の新たなグローバルへの広がりに期待が高まりそうだ。

参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000059.000019590.html

(文・Haruka Isobe)


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