趣味に仕事に重宝する厳選「ガジェット」秋の陣【趣味と遊びの最新ヒット&流行モノ】

【趣味と遊びの最新ヒット&流行モノ】

夏から秋にかけて、各メーカーの主力製品が続々と登場してきた。スマートフォンの買い替えや、タブレット、スマートウォッチなどガジェット類の新調を検討するなら、今が一番面白い時期だ。ここでは、趣味活はもちろん、仕事にも活躍間違いなしの計7製品をチェックしたい。

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スマートフォンの性能にこだわりたい人にとっても、20万円近くする最上位モデルはもはや「高嶺の花」だ。メーカー各社もこうした端末価格の高騰を踏まえ、先進技術を詰め込んだフラグシップと、多くのユーザーが手を伸ばせるハイエンドを意識的に分け始めた。

例えばシャープの「AQUOS」シリーズは、最上位モデルに「R8 pro」を据えながら も、一般向けに「R8」を分けた。また、ソニーの「Xperia」シリーズも「5V」の位置付けを微調整した印象だ。

一方のタブレットは、7〜9月にかけてミッドレンジモデルが豊作だった。特にシャオミやファーウェイの11型モデルは4万円台で購入でき、専用のキーボードケースやペンも用意するなど、拡張性と手頃感のバランスも良い。また、ハイエンド帯も面白く、例えばサムスン電子は14.6型の大きな「Galaxy Tab S9 Ultra」を発売。高額ながらもしっかりと付加価値を感じる製品として存在感を放っている。

そして、スマートウォッチとしては、auとNTTドコモが取り扱う「Galaxy Watch6」に注目。シリーズ初のFeliCaチップ搭載により電子マネーによる決済が使えるよう進化を遂げている。

ITライター 井上晃さん
スマートフォンやスマートウォッチ、タブレットを軸に、最新ガジェットやITサービスなど取材。Webメディアや雑誌に、記事を寄稿する。X(旧Twitter):@kira_e_noway

 

■「折り畳んだまま」でも扱いやすくなりました

サムスン
「Galaxy Z Flip5」(実勢価格:15万4300円前後)

サブ画面が従来の1.9インチから3.4インチへと拡大。折り畳んだ状態で行える操作の幅が広くなっています

開くと約6.7型のディスプレイを使える縦折りスマホ。背面には1200万画素の広角&超広角カメラを搭載し、ストレージは256GB。「ミント/グラファイト/クリーム(auのみ)/ラベンダー(docomoのみ)」の3色展開。

▲端末サイズは開いた状態で約165×72×6.9mm。閉じた状態で約85×72×15.1mm。防水はIPX8だが、防塵は非対応

▲ヒンジに角度をつけた状態で立てかける「フレックスモード」がユニーク。UIが改善され、操作性も良くなった

 

■手を伸ばしやすいコンパクトハイエンド

ソニー
「Xperia 5 V(XQ-DE44)」(13万9700円 ※SIMフリーモデル)

端末の高騰が続く昨今ですが、比較的手に取りやすい価格帯に収まると期待。選びやすい上位機として注目です

9月1日に発表されたXperiaシリーズのプレミアムモデル。6.1型ディスプレイはベゼルがはっきりしたデザインになり、背面カメラは2眼で3つの焦点距離での撮影が可能。熱拡散シートも約40%増。

▲「Xperia1V」と同型のセンサーを積み、メインカメラは24mmの広角に加え、光学2倍相当で画質劣化のない48mmのズームにも対応

▲別売のアクセサリーとしては専用カバーを用意する。スタンドを内蔵しており、横置きだけでなく縦置きにも対応

 

■決済機能に新対応した定番ウォッチ

サムスン
「Galaxy Watch6(44mm)」(5万5200円)

FaliCaを搭載し、電子マネー決済が可能に。「Suica」「iD」「QUICPay」などでの支払いが行えます

44mm/40mmモデルの2サイズ展開。ベゼルが薄くなり、表示領域が広まった。auに加えて、NTTドコモでもLTEモデルが取り扱われるように。回転ベゼルを備えた「Galaxy Watch6 Classic」もある。

▲IP68準拠、5ATMの防水・防塵性能を備えており、水回りでの使用も安心。スタミナは満充電状態で最大40時間使用可能

▲生体インピーダンス法(BIA)センサーによって、体脂肪や骨格筋率などのデータを取得できることもユニークだ

 

■1型センサーを備えたこだわりカメラスマホ

シャープ
「AQUOS R8 pro」(19万6900円 ※SIMフリー版)

「R7」が順当進化した旗艦機「R8 pro」と、一部仕様を抑えつつ15万円弱になった「R8」とに分かれます

6.6型のフラグシップモデル。ライカカメラ社監修の背面カメラには、1インチのイメージセンサーを搭載する。ディスプレイは1-240Hzの可変リフレッシュレートに対応し、ブルーライトも約50%低減。

▲7枚構成のズミクロンレンズが、クリアな撮影を可能に。別売でカメラ用レンズフィルターを装着できるケースも用意する

▲背面カメラには、4720万画素の1インチセンサーを搭載。14chスペクトルセンサーを活用して忠実な色合いに整える仕組みも備える

 

■ちょうど良いタブレット、あります。

シャオミ
「Xiaomi Pad 6」(4万9800円)

手頃な価格ながらも、Dolby Atmos対応のクアッドスピーカーや144Hzディスプレイなどを備えていて高コスパ

7月に発売された11型のタブレット。プロセッサーにはSnapdragon 870を搭載し、RAMは6GBまたは8GB、ROMは128GBを備える。充電ポートにはUSB Type-C(USB 3.2 Gen2)を搭載。背面カメラは1300万画素。

▲アルミユニボディデザインを採用し、約490gと軽量だ。「グラビティグレー/ミストブルー/シャンパンゴールド」の3色を展開

▲周辺機器として、「Xiaomi Pad 6キーボード」(1万3800円)や「Xiaomiスマートペン(第2世代)」(1万4800円)なども用意する

 

■中〜上級者向きだけどコスパは良い一台

HUAWEI
「HUAWEI MatePad 11.5"」(4万3800円)

Google Play非対応にはご留意を。とはいえGoogle系アプリの代替機能はあり、独自のアプリストアも利用可能

8月に発売された11.5型のタブレット。プロセッサーには、Snapdragon 7 Gen 1を搭載し、RAMは6GB、ROMは128GBを備える。画面のアスペクト比は3:2で、側面には4つのサラウンドスピーカーを搭載。キーボードとペンは別売。

▲新しいノートアプリ「HUAWEI Noes」アプリを用意。同アプリは、15倍までの拡大操作やマーカーを引く操作、音声録音などにも対応する

 

■最大級「14.6型」タブが防水対応に進化

サムスン
「Galaxy Tab S9 Ultra」(20万9799円)

「Galaxy Tab S8 Ultra」の後継に当たる巨大なタブレット。マルチタスクや資料を見ながらの絵描きなどに◎

「Galaxy Tab S9」シリーズの最上位モデル。IP68の防水防塵への対応を果たした。プロセッサーはSnapdragon 8 Gen 2 Mobile Platform for Galaxyで、ストレージは512GBを搭載する。

▲Sペンを同梱。端末背面に固定して充電できる。9月下旬に「S Pen Creator Edition」も別売りで発売予定だ

▲画面アスペクト比は16:10。長辺は約208.6mmだ。そのほか、20%大型化したDolby Atmos対応のAKGクアッドスピーカーや、HDR表示対応のディスプレイなどにも注目

※2023年10月6日発売「GoodsPress」11月号22-23ページの記事をもとに構成しています

>> 特集【趣味と遊びの最新ヒット&流行モノ】

<取材・文/井上晃>

 

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