Apple TV+、“中国とAI”で番組打ち切り?

the problem
 
米国のコメディアン、ジョン・スチュワート氏がホストするApple TV+番組「The Problem」がキャンセルされることになったと報じられています。その理由は、スチュワート氏が番組で取り上げるトピックについて、Appleから修正を求められたためとのことです。
 

■3行で分かる、この記事のポイント
1. Apple TV+番組「The Problem with Jon Stewart」がキャンセルされることが判明。
2. “中国とAI”というトピックを取り上げようとしてAppleに止められたのがその理由だという。
3. 中国でのAppleに対する政治的圧力は最近さらに高まっている。

「中国とAI」のトピックにAppleからNG?

Appleは2020年、スチュアート氏と複数年にわたる契約を結び、毎エピソードごとに1つの問題を取り上げる「The Problem」をApple TV+で放映してきました。
 
今回、番組がキャンセルされることになったのは、スチュアート氏が「中国と人工知能(AI)」というトピックを取り上げようとしていたところ、Apple役員から茶々を入れられたからとのことです。

Appleは中国に忖度している?

AppleはApp Store運営などで常に中国政府からの監視を受けており、最近では生成系AIアプリが中国のApp Storeから取り下げとなっています。
 
中国は政府関係者のiPhoneの使用を禁止しており、Appleに対する政治的な圧力が高まっていることもあり、同社はセンシティブなトピックを取り上げたくなかったのかもしれませんが、コンテンツ制作者としてはやってられないと感じても無理はないのではないでしょうか。
 
 
Source:The New York Times via MacRumors
Photo:Apple
(lexi)


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