Appleは、今年後半にTVアプリの刷新を計画しているとBloombergのマーク・ガーマン記者が伝えました。このアップデートの一環として同社は、Apple TV上で映画やテレビ番組をレンタル及び購入できる専用アプリ「iTunes映画」と「iTunesテレビ番組」を段階的に廃止する予定だということです。
また、iPhoneとiPadのiTunes Storeからも、これらの機能が廃止されると報じられています。
■3行で分かる、この記事のポイント
1.Apple、今年後半にApple TVアプリの刷新を計画。
2.「iTunes映画」と「iTunesテレビ番組」アプリは段階的に廃止される予定。
3.iTunes Storeアプリの「テレビ番組」と「映画」のセクションも削除予定。
「iTunes映画」と「iTunesテレビ番組」アプリが廃止へ
Apple TVユーザーは現状では、スタンドアローンのTVアプリ、もしくは「iTunes映画」や「iTunesテレビ番組」アプリを介して映画やテレビ番組を購入したりレンタルすることができます。ガーマン記者によると、Appleは今年中にiTunesのスタンドアローンアプリを廃止し、ユーザーが全てをTVアプリで行えるようにするということです。
iPhoneとiPadでは、ユーザーはApple TVアプリを利用するかiTunes Storeアプリの「テレビ番組」と「映画」のセクションより、テレビ番組や映画を購入及びレンタルできますが、これらも今年後半には、iTunes Storeアプリから削除されるとガーマン記者は伝えています。
動画サービスを全てApple TVアプリに集約
Appleは、ユーザーをTVアプリの1カ所に誘導したいと考えています。このTVアプリには、既に購入済みの映画や番組、Apple TV+のコンテンツ、サブスクリプション登録可能なサードパーティーのチャンネルが含まれています。
ガーマン記者によると、Apple TVアプリはストリーミングコンテンツのハブとして機能し、刷新されたアプリの左側には、異なるビデオカテゴリ間の移動に利用できるサイドパネルがあるということです。Apple TVアプリは、ごちゃごちゃして分かりにくいインターフェースに多くの機能を詰め込みすぎていると、度々、批判されてきました。
ナビゲーションが更新されることで、ユーザーが混乱することが少なくなり、どのコンテンツがAppleのもので、Apple TV+のサブスクリプションを通じて利用できるのか、どのコンテンツが別途サブスクリプションを必要とするのかが、より明確になるはずです。
新しいApple TVアプリは今年12月にリリースされる予定で、tvOS 17.2に含まれる可能性が高いとのことです。
なお、Appleは今年8月、映画予告編アプリ「iTunes Movie Trailers」とWebサイトを廃止し、TVアプリに統合しています。
Source:Bloomberg via MacRumors, 9to5Mac
Photo:Apple
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- Original:https://iphone-mania.jp/news-557601/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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