フランスの一部でiPhone12が手に入らない理由

Apple iPhone12 mini
 
iPhone12に搭載されているモデムから放射される高周波が基準値を超えていたことがフランス国家周波数庁 (ANFR)の試験により明らかになり、同モデルがフランスで販売禁止となったのは今年9月のことです。Appleはすでにソフトウェアアップデートで問題解決を図り、フランスで再びiPhone12の販売許可が出ましたが、フランスの海外県ではいまだにデバイスの販売が禁止となっていることが判明しました。
 

■3行で分かる、この記事のポイント
1. iPhone12が仏で販売禁止となったのは9月のこと。
2. Appleはすでにソフトウェアアップデートで問題解決を図っていた。
3. フランスの海外県ではいまだにデバイスの販売が禁止となっている。

アップデートがダウンロードできない地域がある?

Appleは特別なソフトウェアアップデートにより、iPhone12の放射する周波数が欧州連合(EU)の定めた基準値を超えないよう対処しましたが、このアップデートがダウンロードできないフランスの地域がある、とANFRは声明を発表しています。
 
その場所とは、いわゆるフランスの海外県・海外領土で、脱植民地化後もさまざまな形でフランスの一部として残ることを選んだヨーロッパ以外の地域です。
 
13あるフランスの海外県・海外領土の中で、以下の海外県および海外準県で、いまだにiPhone12が販売禁止になっているとのことです。
 

  • グアドループ
  • マルティニーク
  • フランス領ギアナ
  • レユニオン
  • マヨット
  • サン・マルタン

 
ANFRによれば、上記の地域でも今年末までにソフトウェアアップデートが配信される予定とのことで、その暁にようやくiPhone12の販売が再び可能となる運びです。
 
 
Source:ANFR via AppleInsider
Photo:Apple
(lexi)


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