Appleの自社設計バッテリー開発〜2025年登場でWatchの駆動時間延長実現!?

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Appleは、性能と安全性を向上させた自社設計のバッテリー開発を行っていると、韓国メディアET Newsが報じました。
 
Appleのバッテリー開発計画は、バッテリーの電極などに新素材を用いてこれまでにないものを実現しようとするものです。

■3行で分かる、この記事のポイント
1. Appleは、性能と安全性を向上させた自社設計のバッテリー開発を行っている。
2. 陽極にはカーボンナノチューブ(CNT)、陰極には黒鉛以外の素材を用いることを計画。
3. Vision Proへの搭載を検討しているようだが、Apple Watchの駆動時間延長にも貢献すると期待。

陽極と陰極に新素材を採用することを計画

ET Newsによれば、Appleは2025年以降に発売する自社製品向けのバッテリー開発を進めているとのことです。
 
このバッテリーは、容量の増加、充電時間の短縮を実現しつつ、膨張を防ぎ安全性を向上させることを目的として開発されます。
 
そのため、陽極の材料としてカーボンナノチューブ(CNT)を用いることが検討されています。また、陰極の材料として黒鉛に代わり新素材を用いることを検討していますが、充放電過程でのバッテリー膨張を防ぐことも開発課題に挙げられています。

Vision Proなどへの搭載を目的に開発か

自社でのバッテリー開発は、軽量化が重要視されるVision Proなどへの搭載を目的に行われていると、ET Newsが伝えています。
 
また、同じ容積でも現行モデルよりも容量の大きなバッテリーを開発できれば、Apple Watchの動作時間延長にも貢献すると考えられます。
 
Appleでバッテリー開発を主導している人物はSamsung SDI出身者で、この分野の知見を有していると、ET Newsは説明しています。
 
Appleは、マイクロLEDディスプレイの自製も計画していると噂されています。
 
 
Source:ET News via 9to5Mac
Photo:EverythingApplePro EAP/YouTube
(FT729)


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