Appleの最新の財務報告書によれば、同社はヨーロッパで2024年からサードパーティーアプリストアを許可せざるを得なくなる見込みであるとのことです。アプリストアの開放はヨーロッパのみに限られるのか、その他の地域でも実現するのかが争点となりそうです。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. Appleは、欧州で2024年からサードパーティーアプリストアを許可せざるを得なくなる見込み。
2. アプリストアの開放はヨーロッパのみに限られるのか、その他の地域でも実現するかが争点。
3. EUの決定には逆らえないため、欧州でのサードパーティーアプリストアの設置はほぼ確実視。
EUの決定には逆らえない?
欧州連合(EU)でデジタル市場法が成立してからというもの、AppleへのApp Storeの開放の圧力は高まる一方ですが、Appleはすでにサードパーティーアプリストアの許可は避けられないと見ていることが今回内部資料から明らかになりました。
Appleはセキュリティの観点からサードパーティーアプリストアおよびアプリのサイドローディングに強く反発してきましたが、iPhoneのUSB-Cへの切り替えを強制されたようにEUの決定には逆らえないため、少なくともヨーロッパではサードパーティーアプリストアの設置は実現することになるでしょう。
iOS17でサイドローディングが可能に
USB-Cへの切り替えのようなハードウェアに関する変更に際しては、世界レベルでの切り替えを余儀なくされるのは製造コストの観点から納得が行きますが、アプリストアのようなサービスの場合、どのような展開が予想されるのでしょうか。
iOS17以降のiPhoneでApp Storeで公開されていないアプリの情報をAirDropで共有するとアプリをインストールできるようになっており、すでにアプリのサイドローディングが可能になっていると10月末に報じられましたが、この機能に関して地域制限などは特にないとみられるため、全世界でのサードパーティーアプリストアの許可も可能性としてあり得ると考えられそうです。
Source:AppleInsider
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-559158/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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