iPhone15用有機EL(OLED)ディスプレイパネルの量産開始に向け、中国BOEがAppleの承認を取得したことが明らかになりました。
BOEは、iPhone15用OLEDディスプレイパネルを発売当初から供給する予定でしたが、Appleが求める品質基準に達しなかったことから量産開始が遅れていました。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. BOEが、iPhone15用OLEDディスプレイパネルの品質承認を取得した。
2. 当初予定から数カ月遅れで、BOEはiPhone15用OLEDディスプレイパネルの量産を開始する。
3. BOEは、iPhone SE(第4世代)用OLEDディスプレイパネルも供給するとの噂がある。
Dynamic Island周囲の光の漏れをやっと解消か
iPhone用OLEDディスプレイパネル供給枚数では2024年にLG Displayを上回るのではないかと一時噂されていたBOEですが、iPhone13用OLEDディスプレイの仕様を勝手に変更していたことが発覚してから、供給枚数は減少しています。
BOEはiPhone15シリーズにおいて、iPhone15用6.1インチOLEDディスプレイパネルの製造を担当、発売前から量産を開始し、発売当初から供給する予定でしたが、Dynamic Island(Face ID機構とフロントカメラ用の穴)の周囲から光が漏れてしまうという不具合を解消できず、Appleからの品質承認が遅れていました。
BOEは、iPhone15発表からおよそ2カ月経過したこの時期にやっとAppleの承認を得ることができたようです。
BOEは今後、iPhone15用OLEDディスプレイパネルの量産を開始しますが、年内に供給可能な枚数はそれほど多くないと予想されています。
そのため、iPhone15用OLEDディスプレイパネルの大多数は、引き続きSamsung Displayから供給されることになります。
iPhone SE(第4世代)用OLEDディスプレイパネルを供給と噂
BOEはSamsung DisplayやLG Displayよりも安価な卸価格をAppleに提示しているとみられており、iPhone14をベースに開発されるiPhone SE(第4世代)用OLEDディスプレイパネルも供給すると噂されています。
Source:KIPOST via Revegnus(@Tech_Reve)/X
Photo:Apple Hub/Facebook
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- Original:https://iphone-mania.jp/news-559166/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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