企業の海外進出や、外国人人材の採用に伴い、ビジネスで英語を使う機会が増えている。
英語を学んでいる人の中には、「英文法や英単語は自分で勉強できるけれど、発音の練習ができずに困っている」「発音を学びたいけれど、英会話のパーソナルレッスンは高すぎる」という人もいるのではないだろうか。
そこでおすすめしたいのが、リアルタイムに発音を評価するAI英会話サービス「ELSA」。今回はELSAのサービス内容や、実際にELSAを使ってみた様子を紹介していく。
AI技術で発音・アクセントなどを評価する「ELSA」
米国のELSA, Corp.が展開するELSAは、英語をより正しく、自信を持って話せるようになるためのAIパーソナルコーチアプリ。2015年にGoogleのAI投資部門であるグラディエント・ベンチャーズから出資を受けて以来、世界100か国以上で5,000万超のダウンロード実績を誇っている。
世界のAI企業100にも選ばれた独自のAI音声認識技術と、世界3,400万人超の学習者から収集された匿名英語音声データを持つ生成AI技術によって、学習者の発音・アクセント・イントネーション・流暢さなどスピーキングの弱みを特定。学習者一人ひとりに最適化されたレッスンプランを提供する。
ロールプレイ英会話ができる新機能「AI チューター」
11月、ELSA, Corp.はELSAの新機能「AI チューター」を発表した。同機能はAI音声認識分野における長年の研究開発の成果と、2億時間の匿名英語音声データを持つ生成AI技術によって、人間との自然な会話を再現するというもの。対面での練習の必要性を減らし、英語の正確さと流暢さをより追求する。
AI チューターでは、さまざまなシュチュエーションを想定したロールプレイを提供。例えば、道を尋ねるような簡単な会話練習から、職場での昇給交渉、面接の準備、会議やプレゼンテーションなど高度な会話練習まで、実際のシチュエーションに近いシナリオでの練習が可能だ。
会話練習後には、発音、語彙、文法、イントネーション、リズムなどに関するフィードバックを個別に受け取ることができる。これらのフィードバックは、学習者ごとにデータ蓄積されるため、次回のレッスンではフィードバック結果に基づいた会話練習を行える。
実際にELSAを使ってみた
実際にELSAで発音と抑揚の練習、そして新機能のAI チューターでロールプレイをしてみた様子を紹介しよう。
①発音の練習をしてみた
まず「ゲームの種類」から“発音”を選択し、練習を開始。
マイクのボタンを押してフレーズを読み上げると、下線部の音についてフィードバックがもらえるという流れだ。今回は問題なく発音できたようで、「エクセレント」との評価がもらえた。
②抑揚の練習をしてみた
次に、「ゲームの種類」から“抑揚”を選択。
フレーズを読み上げると、画面のようなコメントが返ってきた。“I’m”と“it”あまり強調せず“glad”と“like”をより強調して言うように、とのことだ。その後、コメントの通りに再度フレーズを読み上げてみると、無事クリアできた。
③AI チューターでロールプレイをしてみた
そして最後に、「ゲームの種類」から“ELSA AI(AI チューター)”をタップ。
友人とお茶、セールスパーソンと会話、インタビューなどのさまざまなシチュエーションが提示される。今回はインタビューを選択してみた。
ロールプレイの内容は、新しい仕事の面接で会社のCEOとZoom通話を行うというもの。自分で英語の回答を考えて話したり、右下の電球マークをタップして回答を選んだりして、質問に答えていく。
ロールプレイ終了後は、AI チューターからフィードバックがもらえる。今回は「明確で表現豊かな言葉と魅力的な回答で、良い言語能力を示しました」との評価を受けた。
実際にELSAを使ってみた結果、自分の発音や抑揚の弱点を見つけられただけでなく、ポジティブなフィードバックから強みも知ることができた。英語の発音や抑揚の練習、ロールプレイをしてみたい人は、試してみてはいかがだろうか。
参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000046.000057163.html
(文・Haruka Isobe)
- Original:https://techable.jp/archives/222683
- Source:Techable(テッカブル) -海外テックニュースメディア
- Author:Haruka Isobe
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