iPhone16 Proシリーズ、テトラプリズムレンズで販売160%増

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テトラプリズムレンズ搭載望遠カメラを採用するiPhoneの販売台数が、2024年には160%増加するとの予想を、TF International Securitiesのアナリスト、ミンチー・クオ氏が伝えました。
 
この増加には、テトラプリズムレンズ搭載望遠カメラを採用するiPhone15 Pro Maxの後継モデルであるiPhone16 Pro Maxに加え、iPhone16 Proも採用することが貢献します。

■3行で分かる、この記事のポイント
1. 光学5倍ズームを実現したテトラプリズムレンズ搭載望遠カメラを、iPhone16 Pro MaxとiPhone16 Proが搭載すると噂。
2. テトラプリズムレンズ搭載望遠カメラを採用するiPhoneの販売台数が、2023年と比べて2024年は160%増になる可能性がある。
3. テトラプリズムレンズを供給するサプライヤーの売上高が大幅に増加する見込み。

iPhone16 Proの採用により、高倍率望遠カメラ用レンズの市場拡大

以前から噂されている通り、iPhone16 Pro Maxに加えiPhone16 Proもテトラプリズムレンズ搭載望遠カメラを採用する可能性が高まっています。
 
クオ氏の今回の報告は、テトラプリズムレンズの85%〜90%を供給するLargan Precisionの業績に関して述べた中で、2024年の展望として取り上げられたものです。
 
クオ氏によれば、2023年第4四半期(10月〜12月)のiPhone15 Pro Max用テトラプリズムレンズ搭載望遠カメラモジュールの歩留まり率は70%以上と、第3四半期(7月〜9月)の約40%から大幅に改善されているとのことですので、製造コストが低下、安定供給が実現されていると考えられます。
 
そのため、iPhone16 Proへの搭載に大きな障害はないと予想されます。結果、テトラプリズムレンズ搭載望遠カメラを採用するiPhoneが2機種になることに伴い、成長率160%が実現される見通しです。

AppleとHuaweiで、高倍率望遠カメラ搭載スマホの出荷台数が大幅増

クオ氏は、ペリスコープレンズおよびその一種であるテトラプリズムレンズを搭載する望遠カメラを備えるスマートフォンにおいて、出荷台数の増加が著しいのはAppleとHuaweiと説明しています。
 
Huawei製品が搭載するペリスコープレンズの50%〜60%を、やはりLargan Precisionが供給しています。
 
テトラプリズムレンズ搭載望遠カメラモジュールの製造コスト低下、円高傾向の一服により、iPhone16 Proの販売価格が値上げされないことを期待します。
 
 
Source:郭明錤(Ming-Chi Kuo)/Medium
Photo:Apple Node(@AppleNode)/X
(FT729)


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