知らなきゃ損!iPhoneのアプリを終了させてはいけない、3つの理由

アプリの強制終了 hato/ iPhone Mania
 
iPhoneのバッテリーを長持ちさせ、動作を速くする目的で、アプリのウィンドウを上にスワイプして終了させるのを習慣にしている方も多いかもしれません。しかし、こうしてアプリを終了させることは、バッテリー持ちにも、iPhoneの動作スピードにも悪影響があり、アプリが反応しない場合など以外は避けるべきなのです。
 

■3行で分かる、この記事のポイント
1. iPhoneのアプリが反応しない時は終了させられる。
2. アプリを終了させてもバッテリー消費、iPhoneの動作速度にメリットはない。
3. アプリのバックグラウンド更新は個別に無効化することも可能。

 

アプリが反応しない時は終了させられる

iPhoneアプリの動作がおかしかったり、固まってしまったりした時は、アプリを強制終了すると問題が解決することがあります。
 
アプリを終了させるには、iPhone X以降のホームボタンのないiPhoneでは、画面の最下端を上にスワイプして、画面の中ほどで止めて表示されるプレビューを上にスワイプします。
 
iPhone SEなどホームボタンのあるiPhoneでは、ホームボタンを2回押してアプリのプレビューが表示できます。

アプリを終了させて良いのはアプリが反応しない時だけ!

しかし、Appleが公式サポートページ「iPhone や iPod touch で App を終了する方法」で、「アプリを終了した方がいいのは、アプリが反応しなくなったときだけです」と断言しているように、この方法でアプリを終了させることにメリットはありません。
 
Appleサポート「iPhone や iPod touch で App を終了する方法」
 

アプリを終了させない方が良い3つの理由

米メディアCult of Macが、iPhoneでアプリを終了させないほうが良い理由をまとめています。

 

1:iPhoneの動作が遅くなり、バッテリー消費が増える

アプリを終了させると、iPhoneは全てのプロセスを終了させ、メモリを消去する動作を実行します。そしてアプリを再び開く際に、iPhoneはアプリを最初から読み込み直すため、iPhoneの動作は遅くなります
 
また、アプリを終了させ、再び開く動作のたびに、iPhoneは余分なバッテリーも消費してしまいます

 

2:iPhoneはバックグラウンドではほぼ何もしていない

バックグラウンドでの動作を止めるためにアプリを終了させる方も多いことと思います。
 
しかし、バックグラウンドで開いたまま、あるいはiPhoneがロックされた状態では、アプリの多くは、ほぼ何もしていません
 
iOSがバックグラウンドでアプリに許可しているのは、以下のようなごく一部の動作に限られます。
 

  • 音声の再生(音楽、Podcast、ビデオなど)
  • 電話の受発信
  • 位置情報の照会
  • 通知の送信
  • 写真のアップロードや投稿など、実行中タスクの完了
  • ライブアクティビティの動作
  • Bluetooth/NFCデバイスとの通信
  • 画面収録
  • ショートカットの動作
  • VPNの動作

 

3:アプリのバックグラウンド更新は設定できる

バックグラウンドでアプリのコンテンツを更新できる「アプリのバックグラウンド更新」の設定内容を確認して調整すれば、バッテリー消費やデータ通信量を節約できます。
 
「設定」アプリの「一般」>「アプリのバックグラウンド更新」で、アプリごとにオフにする、Wi-Fi接続中に限定する、完全にオフにするの選択が可能です。
 
アプリのバックグラウンド更新
 
Cult of Macのライター、グリフィン・ジョーンズ氏は、「アプリのバックグラウンド更新」はバッテリーを過度に消費せずに賢く動作すると評価したうえで、最も「悪質」なAmazon、Instagram、Snapchatといったアプリのみ、選択的に無効にする、とコメントしています。
 
 
Source:Cult of Mac, Appleサポート
(hato)


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