“永久的に消滅しないドメイン”で注目の米スタートアップUnstoppable Domainsは、10月16日、同社のニュースリリースにてドメインのプロフィールでWebacyのSafety Scoreの表示を開始したと発表している。
Web3ドメインのセキュリティがレベルアップ
Unstoppable Domainsは、一度の購入で永久に使えるドメインNFTを販売するスタートアップだ。ドメインはブロックチェーンで登録・管理され、Web3ドメインとも呼ばれる。ブロックチェーンを基盤とする暗号資産やWeb3は、その将来性で魅力がありつつも、セキュリティ上の脆弱さが最大の泣き所となっている。非中央集権型で、取り締まる機関が存在しないことから、大物ハッカーの標的になりやすい。
そこで同社は、はNFTドメインの安全性を高めるために、ドメインプロフィールと一緒にWebacyのSafety Scoreを表示する方策をとった。
今後、ドメインプロフィールは下記のように表示される。
プロフィールの部分を拡大すると、「Ⓦ Safety Score:Safest」と表示されている。いわゆる、登録制会員サイトなどのニックネームの下に表示される「本人確認済み」の安全マークのようなものだ。 Webacyは、暗号資産を安全に管理・運用するために、さまざまなリスクへの保証・セキュリティを提供している。各種暗号資産・NFTの信用格付けのようなサービスも行っており、Web3では安全性を計る指標として見なされている。ドメインNFTの安全性はWebacyマークで本当に保証されるか
Unstoppable DomainsのドメインNFTは、いくら永久に使えるとはいえ、ネット犯罪のリスクが高ければ利用をためらうだろう。Webacyの“安全マーク”を表示することで、本当に安全といい切れるだろうか…と不安に思う人もいるかもしれない。
今回ドメインNFTに実装されたWebacyのSafety Scoreは、膨大な暗号資産のデータを最新のアルゴリズム解析にて徹底的に精査した結果だ。
Webacyのアルゴリズム解析はつねにリアルタイムで進行中だ。定期的に解析データは公開され、その信用性を評価するユーザーは多い。100%安全だと断言はできないが、一定以上のリスク低減効果が期待できると見てもよさそうだ。ちなみに、NFTとは、Non-Fungible Tokenを略したもので、「Non-Fungible=代替えが不可能な」唯一無二の絶対的なアイデンティティや証明書を意味する。世界共通の身分証明、書籍や美術品の所有権・著作権の証明、契約書などが主な用途だ。今回のドメインを含め、これらの安全性の確保は必須のテーマだといえる。
参考元・引用元:
Unstoppable Domains ニュースリリース
トークンギャラリー
Webacy 公式サイト
(文・MI001YOU)
- Original:https://techable.jp/archives/224330
- Source:Techable(テッカブル) -海外テックニュースメディア
- Author:Haruka Isobe
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