スタンフォード大学が行った研究により、若年者の不整脈診断にApple Watchの心電図アプリが有用だったとの結果が確認されました。
現在は22歳以上を対象としているApple Watchの心電図アプリによる不整脈の検知機能の対象が、22歳未満の若年者へと拡がることが期待されます。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. Apple Watchの心電図アプリによる不整脈検知機能が、現在は対象としていない22歳未満の若年者でも有用であるとの報告がなされた。
2. この研究結果をもとに、対象を22歳未満に拡げるための医療機器(医療用ソフトウェア)認可申請がFDAに対してなされるかはまだ決定していない模様。
3. FDAで認可されれば、Appleの取り組み次第で日本でも適用拡大が認められるかもしれない。
まずは米国での認可、次にそのデータをもとにした日本での認可に期待
2023年10月に開始されることがアナウンスされていた、スタンフォード大学による6歳〜21歳のユーザーを対象とした、Apple Watchの心電図アプリによる不整脈検知の有効性を確認するスタディの結果が明らかになりました。
期待通り、若年者でも心電図アプリによる不整脈検知機能が有用であるとの初期報告がなされました。
スタンフォード大学の研究チームがApple Watchで記録された145名の電子カルテを確認したところ、被験者の28%となる41名(平均年齢13.8±3.2歳)で不整脈が捉えられたのが確認されました。
今回の報告をもとに、Appleが若年者を対象としてApple Heart Studyのような研究を行い、米国食品医薬品局 (FDA:Food and Drug Administration)に対して医療機器承認申請を行って認められれば、いずれは日本でも心電図アプリの適用範囲拡大がなされるかもしれません。
*本記事はApple Watchの心電図アプリに関する最新動向をお伝えするものであり、医療行為もしくは病気における診断、治療、およびそれらに類するものを推奨、保証するものではありません。
健康状態に関して気になることがあれば、医師の診断を受けることをご検討ください。
Photo:Apple, MyHealthyApple
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- Original:https://iphone-mania.jp/news-566528/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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