ナイフワークの練習に箸作りが最適な理由と箸の作り方

<不自由を自由にする野営スタイル>

こんにちは、「不自由は自由だ!」をモットーに、不便がいっぱいな自然の中でいかに快適に過ごせるかを考え、キャンプをしているRYUです。

先日、とあるキャンパーより、「ナイフワークはどのように練習すれば良いか?」という質問を受けました。

私は15年くらいキャンプをしてきて独学でナイフ練習をしてきましたが、今はフェザースティックを作ったり、スプーンやフォークを作ったり、その他ブッシュクラフト的なことをしたり、キャンプをするにはある程度十分なナイフスキルが備わったと思っております。

その経験から一番簡単に楽しく練習できる方法を考えたところ、倒木や薪で箸を作るのが良いのではないか? との結論に至りました。今日は初心者でも30分もあればできてしまう箸作りによって、どんなナイフワークが身につくか? を紹介していきたいと思います。

■なぜ箸作りがナイフ使いの練習になるのか?

まず初めに箸作りをするとどのようなナイフワークが身につくか? をお話ししましょう。

以前「初心者でも簡単!キャンプで使える基本的なナイフワーク3選」という記事を書きました。ここでは詳しくナイフの安全な使い方も紹介してますので、そちらも参考にしてください。

この記事で紹介した3つのナイフワークのうち、箸を作る際には2つを使用します。箸作りで使わないナイフワークは「チョッピング」というナイフで木を叩くようなスキルなのですが、それはあまり練習しなくてもある程度はできるようになると思います。従って、3つのスキルのうち、大事なナイフワークの「バトニング」、一番練度が必要な「シェービング」の2つを習得することが出来ます。

「バトニング」は薪を割るのに良く使うスキルです。「シェービング」は木を削り細かい作業をする際に良く使うスキルで、上手になると綺麗なフェザースティックが作れるようになります。以前フェザースティックについての記事も書いているので参考にしてみてください。

■実際に箸を作ってみよう

箸作りがナイフワークの練習に有効なことが分かったところで、箸を作る手順を紹介していきます。

▼準備するもの

準備するものは至ってシンプルです。直径5~10cmくらいの薪で、作りたい箸の長さに合わせてカットしてください。あとはナイフ1本あれば作れます。

ナイフはフルタングといって、刃先からグリップまで一枚の鋼材が繋がっているものがおすすめです。理由はバトニングをする際にナイフの背を薪で叩くのでフリップと刃先が別パーツのものだと耐久性に不安があるからです。刃の形状は、コンベックスでもスカンジ(※)でもどちらでも構いません。

(※)コンベックス:ナイフの刃を断面で見た際、くさび状に丸みを帯びながら刃先に向かう形状。スカンジ:同様に刃を断面で見た際、中央付近からストレートに刃先に向かう形状。

 

▼【STEP1】バトニングをして箸のサイズまで薪を細くする

適当な薪とナイフが準備できたら早速作っていきます。

まずは選んだ薪を半分に割り、またさらに半分といった順序でだんだん箸に使える太さまでバトニングを繰り返します。

最終的に指1本分くらいの太さまで割っていきます。

上の写真の太さくらいまで(もうバトニングでは割れないくらいが目安)割ったらバトニングは完了です。

 

▼【STEP2】箸にするために削っていく

バトニングである程度の太さまで割ったらあとはナイフで削っていき、箸にしていくだけです。鉛筆を削るように角を少しずつ落としていき、形を整えていきます。

はじめは、上の写真のように台を使って大きな節や皮を削っていき、大まかな形を整えていきます。

この時知っておくと便利な知識として、木を削る時は、木が生えていた状態で、下から上に削った方がスムーズに削れるということです。逆に削ると逆立ってしまうことが多いので、大まかな形を形成するために削る場合はなるべく下から上に削るようにしましょう。

枝が生えている木から作る場合は枝の方向で上下の判断がつくかと思いますが、そうでない場合は年輪の太さで判断すると良いでしょう。年輪(この場合縦に割っているため割れ目の筋をみる)の幅が太い方が木が生えてた時の下で、幅が細い方が上となります。

ある程度形が整ってきたら、仕上げとして、全体を削り、ヤスリをかけるようにしていく工程となります。その際は先ほどのように台に置いて削るよりも、上の写真のようにナイフを持つ方の手は、自分の膝に固定して動かさず、箸の方を動かすことによって、より細かく削ることができます。

このようにして自分好みの箸になるように削り続ければ完成です。細かく、綺麗に削れるようになれば、フェザースティックも上手に作れるようになるので、練習してみてください。

私は余った薪を使って箸置きも作ってみました。

※ ※ ※

いかがでしたでしょうか? 日本人は箸があればほとんどの食べ物を食べることができます。そんな箸を作ることによって、大事なナイフワークのうち「バトニング」と「シェービング」の2つを練習することが可能です。そして、キャンプに持っていく荷物も減らすことができますので、ぜひ作って練習してみてください。

>> 連載

(文・写真/RYU

RYU/横浜元町ミリタリーキャンパー

RYU/「不自由は自由だ!」をモットーに、年間数十泊の野営を行っている。 経験、スタイルを問わず、少しでも参考になる情報を発信して行きたいと思います。Instsgramアカウント:@ryu chikazawa、YouTubeアカウント:Ryu outdoor ch #不自由は自由だ #アウトドアをこじ開けよう「初代 @sotoshiru アンバサダー」「@tobuy_official インフルエンサー」

 

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