ブームは終わった?いえいえ2023年もアウトドアには面白いギアがありました【&GP編集部AWARD 2023】

【&GPのポチる前に聞きたい話】

&GP編集部AWARD 2023「アウトドア部門」

※この記事はポッドキャストの音声を「CLOVA Note」を使って文字起こしし、再構成したものになります

【出席者】
澤村:&GP編集長
円道:&GP副編集長(司会)
若澤:&GP編集部員

 

■&GPはちょっと変わったモノに目が行がち

円道 年末特別&GP編集部AWARD、3回目の今回はアウトドア・スポーツ編になります。引き続き&GP編集部の私、円道と

澤村 澤村です。

若澤 若澤です。よろしくお願いします。

円道 この3人でお送りしたいと思います。アウトドア、どうでしたか、おふたりは。アウトドアと聞いて、今年どうだったかなというのはありますか。

澤村 ありますよ。個人的に気になったのは3つあって、ひとつはポップアップテント。米軍御用達の。

>> これポップアップなの!? 米軍御用達ブランドが手掛けるとこんなにヘビーデューティになるんです

円道 あー、ありましたね。

澤村 普段、海行く時にポップアップテント使ってるんですけど、手軽でいいなと思いつつ、あんな本格的なのっていうのはすごい。1回使ってみたいなっていうのは思いました。ふたつめは料理道具なんですけど。

円道 いわゆるキャンプ飯系ですね。

澤村 そうですね。タイガー魔法瓶の新聞紙1枚でご飯が炊けるやつ。

>> 炊きたてごはんが「新聞紙1部」で味わえる?タイガー魔法瓶100周年記念のかまどは電気いらず!

円道 はい、ありました。

澤村 あれはちょっと試してみたいなと。

円道 あれ、タイガーさんの100周年記念の製品でしたよね。

澤村 非常に大きなメーカーが取り組む商品としては面白いなと。

で、もうひとつが、ENROっていうピザ釜ですね。これは実際使いましたけど、かなり美味しかったですね。知り合いはガスと薪、ふたつ買ってました。

>> OD缶でもCB缶でも本格ピザが焼ける!ENRO「ガス式窯焼名人」がめっちゃ楽しい!

円道 いわゆる燃料がガスのモノと、薪のモノ

澤村 ですね。最初薪しかなかったんで

円道 薪は結構大変ですよね。

澤村 なのでガスが出た時に買ったみたいなこと言ってましたね。

円道 あれ、冷凍ピザでもあれで焼くと美味しくなりますよね。

澤村 そうですね、あれはあと楽しいですね。

円道 確かに。

澤村 それがエンターテイメントになる、みたいな感じはしますね。今年気になった商品としてはこの3つですかね。

円道 ありがとうございます。若ちゃんは、なにかありますか。

若澤 僕はそうですね。気になった製品でいうと、4月に編集部でキャンプ行った時に、 ゴードミラーの軽キャン、あれの寝心地がめっちゃよかった。

>> 軽キャンってテント泊よりいい? 初心者キャンパーがゴードンミラー「GMLVAN S-01」で2泊してみた

円道 極圧マットも入れて

>> SHINOBIの「車中泊マット」なら多少のデコボコは無問題!まるでSUPみたいにパンパンだぞ

若澤 入れて。フラット。軽自動車なんですけど、あれぐらい広いというか、車中泊仕様になってたりとかもするんで。そういうのも含めて、すごく良かったなって。ちょっと欲しくなる、カラーリングとかデザインとかも含めて。

円道 もともと、そんなにアウトドアをやってきた方ではないじゃないですか。そういう人でも、快適に気持ちよく寝られるっていう。

若澤 アウトドアが苦手な人ほど、うってつけだな、みたいに思いましたね。

円道 そうですか。

この間、アウトドア系のライターさんとも話したんですけど、今年は正直言うと、コロナ禍で盛り上がったブームは終わったかなという感じです。終わったっていうと、ものすごくネガティブに聞こえるんですけど、ブームが異常なぐらい盛り上がっただけで、元に戻ったと。

いま思い返せば、2019年、コロナ直前ぐらいの頃は『ゆるキャン』とかの影響もあって、(アウトドアが)ぐいぐい伸びてきていたところだったんですよ。だから「来年はもっと盛り上げようぜ」みたいな感じに業界全体がなっていたところにコロナが来て、外出自粛で、あららって。そう思っていたら「なんかキャンプはいいらしいよ」みたいな感じで、ドカンとブームに。

そんな今回のブームで最も象徴的なのは、ガレージブランドかなと思っていて。今まで本業として(アウトドアギアを)やっていなかったところ、例えば町工場だったりとか鉄工所みたいなところも含めて、いろいろなところがアウトドアに参入してきたというのがあって。見た目も含めて、いいなって思えるものがいっぱい出てきたんですが、去年(2022年)の秋ぐらいからぼちぼちと、そして今年(2023年)に入ってからはもうコロナが落ち着いたということで、 移動に制限がなくなった。そうなると、やっぱりみんな、今まで我慢していた分だけ、やりたいことをやり始めるというのは当然の話。結果として、キャンプとかアウトドアのブームは落ち着いたというところではあるかな、というところです。

また部材、木材にしてもそうだし金属にしてもそうだけど、コロナ禍でいろいろと高騰してしまった部分もあり、その分だけ、キャンプギアの価格も上がった。さらに、ここのところの円安の関係で、輸入の部材がとても高いっていうところとかいろいろ重なって、実を言うと今年に入ってガレージブランドで(キャンプギアから)撤退してるところがいっぱいあるんです。

 

■石油ストーブ持って冬キャンプはいかが?

円道 じゃあ、元々ずっとやっているキャンプギアのブランドはどうかというと、一旦ちょっと今年は一息ついて様子見みたいなところもあり、 あんまり目立った新商品がなかった。それに各ブランドさんいわく、幕が売れない。(今年は)テントが売れてない。焚き火が流行ったこともあって、TC、いわゆるテクニカルコットン、ポリコットンとも言われますが、火に強い(燃え広がりづらい)素材のテントとかがブームの中で出てきて、各社面白いものがいっぱい揃っています。ぜひ一度、久々にメーカーの最新作とかを見てもらえると面白いの出てるよっていうところは知ってほしいなと。

>> SOTO初のテント「HORUS SOLO T/C」は陣幕付きワンポール!上部を開放すればSOTOのガス系ギアが使えるぞ

あと、キャンプ場もだいぶ予約も取りやすくなってきたっていうところもあるので、ぜひぜひ。まだの人は冬キャンプもチャレンジしてほしいなって思います。暑くないし、虫いないし、いいですよ。

若澤 逆にいま旅行需要が上がっていて。観光客がどこもすごいじゃないですか。浅草もそうですし、都心とかもそうですけど。だから逆にいうと、そういう混雑が嫌な人って、 アウトドアに行ってこういう、ひとりの時間をじっくりと過ごすっていう、本来の楽しみ方みたいなのも、もう一度模索してもいいかもしれないですね。

円道 ほんとね。やっぱり、のんびりできるし、気持ちいいんですよね。だから、そういう意味でいくと、今年個人的に注目したのが、一時期、冬キャンプ用に薪ストーブが流行ったんですけど、少々めんどくさい。後片付けも大変だし。

そんな中、去年あたりから石油ストーブ、いわゆる灯油ストーブを(キャンプに)持っていくっていうのが、すごく増えたなっていう気がしていて。

>> 冬キャンプの準備はOK?まだならOUTFIELDの新型「対流形石油ストーブ」を要チェック!

12月の初旬に撮影でキャンプ場に行ってきたんですが、その時も、(石油ストーブがあると)やっぱり暖かくて良かった。寒いところに行って、暖かいのがいいねって矛盾してるように思えるし、言いたいこともよくわかるし、ツッコミも当然なんですけど、やっぱりいいんですよ(笑)。そういう意味では、今年、個人的には、アウトドア向けの石油ストーブ、灯油ストーブに注目でした。出力がそれぞれ違うので、ある程度大きめのシェルターないしはツールームテントを暖めるなら、やっぱり出力が高いものになる。小さいストーブだと厳しいと。そういうのは、体験して感じるところはありました。要するに、「石油ストーブで冬キャンプ、ぬくぬく冬キャンプ、最高です」っていう感じです。

>> さらに無骨に。道具感溢れるトヨトミの新作ストーブを冬キャンプの相棒に

■2024年も&GPはキャンプギアをたくさん紹介知ていきます!

円道 大体結論は出たわけですが、AWARDは、3人それぞれが挙げたものになります。円道は、トヨトミとかアラジンとかコロナもそうですし石油ストーブ。若澤はゴードンミラーの軽キャンパー。澤村はヘビーデューティなポップアップテントになります。

今年はあまりキャンプ場での撮影もできなかったんですが、我々&GPはブームの前からずっと(キャンプギアを)紹介してきているので、しかもキャンプは全員好きでやってるところなので、2024年も注力していきたいなと思っています。キャンプ好きの方はぜひ&GPをご覧になっていただければなと思います。

以上、今年のアウトドアジャンルの振り返りでした。ありがとうございました。

澤村若澤 ありがとうございました。

>> &GP編集部AWARD 2023

 

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<構成/円道秀和(&GP)>

 

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