新型iPad Pro用OLEDの量産順調〜予想通り2024年3月発表が濃厚

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新型iPad Pro用有機EL(OLED)ディスプレイを供給すると噂のLG Displayですが、他社の参入が噂されている状況でも余裕の構えを見せています。
 
LG Displayの自信の裏付けは、2024年1月の出荷に向けて新型iPad ProOLEDディスプレイの製造が順調に推移していることにあるのかもしれません。

■3行で分かる、この記事のポイント
1. 新型iPad Pro用OLEDディスプレイの量産が順調に推移、2024年1月の出荷に支障なしと考えられる。
2. Appleは、iPad Pro向けOLEDディスプレイを製造するサプライヤーと長期契約を結んでいるかもしれない。
3. iPad miniとiPad Airの2026年モデルに搭載されるOLEDディスプレイパネルは、新たなサプライヤーが安価に契約する可能性がある。

iPad Pro向けOLEDディスプレイ供給で長期契約か

中国BOEが、iPadおよびMacBook向けOLEDディスプレイの製造ライン整備を計画していると噂されている状況でも、LG Displayに焦りはみられないとサプライチェーン関係者は述べています。
 
LG DisplayはAppleとの間で、iPadおよびMacBook向けOLEDディスプレイの長期にわたる供給契約を締結しているからこそ、焦りがない(焦る必要がない)と推察されます。
 
同じ韓国内のサプライヤー同士でも、LG Displayは11インチおよび13インチOLEDディスプレイを新型iPad Pro用として供給するのに対し、Samsng Displayが受注したのは11インチのみに留まるとみられています。
 
このように、身近なライバル企業の受注枚数が少ないことも、LG Displayの余裕へと繋がっているのかもしれません。

BOEの本命は、OLED搭載iPad miniとAir向けの受注か

BOEが受注を狙っているのは、iPadおよびMacBook向けOLEDディスプレイでもProモデル向けではなく、iPad miniとiPad Airの2026年モデルに搭載されるOLEDディスプレイと、将来的にMacBook Airに搭載されるOLEDディスプレイの可能性があります。
 
その場合、iPad Pro向けおよびMacBook Pro向けのものよりもリフレッシュレートが低く抑えられることで製造難易度が下がり、BOEが受注できる可能性が高まると考えられます。
 
LG Displayは引き続き、iPad Pro向けおよびMacBook Pro向けのOLEDディスプレイを供給し、BOEよりも高い利益率を実現すると予想されます。
 
 
Photo:Apple Hub/Facebook
(FT729)


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