キャンプ向けポータブル扇風機、夏だけじゃなく冬キャンプでも活躍するぞ!

特にここ数年、猛暑の夏が続いていますよね。そんな暑い夏のキャンプを少しでも快適にと、ポータブル扇風機を購入したキャンパーも少なくないのではないでしょうか。

しかし、夏が終われば出番がない、という声もチラホラ。せっかくキャンプ用に買ったんだから、もう少しキャンプシーンで有効活用したいところ。

というわけで、冬キャンプでのポータブル扇風機の活用方法を実験してみました!

 

■テント上部にこもりがちな熱を循環

冬キャンプではテントに籠もってぬくぬくするキャンパーも多いかと思いますが、私の頭を毎回悩ますのは、“テントの上の方だけ暖かくて、足元激寒問題”。

立ち上がればすごく暖かいんだけど、なんだか足の方は寒いんだよなぁ。

そこで、ポータブル扇風機の出番。“サーキュレーター”代わりに使うことで、テント内の空気を循環させ、快適空間にしちゃいましょう。

今回使用したのはシリーズ累計販売台数1200万台突破の大人気ポータブル扇風機LUMENA「FAN PRIME2」(1万3200円)。

ポータブルにも関わらずDCモーター搭載で、十分な風量と静音を実現。実際に使用してみると分かりますが、かなり本格的で、ラグジュアリーさを感じる質感です。

首振り機能はもちろん、高さ調節機能もあり、リモコン操作もOK。

4段階の風量調節、タイマー設定も可能。風力1設定であれば最大30時間稼働可能と、ポータブル扇風機とは思えないほどの高機能。マットなブラックカラーに、ブルーのライトでスタイリッシュなビジュアルというのも◎。

▲専用タープベルト。ファンに巻き付けるだけの簡単取り付けで、カラビナ用ループも配置

他にも専用のタープベルトが付属。アウトドアユーザーから「テントに吊り下げられるようにしてほしい!」という要望を受けてのアップデートなのだとか。

この“テント内に吊り下げ可能”というのが、特に大型テントでの冬キャンプをより快適にする重要なポイント。

そこで、オシャレなお店によくある、吹き抜け天井の取り付けられたシーリングファンのようなイメージで、テント上部のフックに引っ掛けて実験です。

大型テントでは上部スペースが広いからか、上部に設置することで、天井付近に溜まった暖かい空気を効率よく下に送ることができました。風量は最弱で十分。

ただし、風が人に直接当たるように設置してしまうと肌寒さを感じてしまうので、取り付け位置や向きに気をつけましょう。

なお、比較として、椅子の高さから上に向けてファンを回してみましたが、テント下部の寒い空気を上に送ってしまうのか、少し肌寒さを感じる結果に。

…うーん。実験前は内心「言ってもそんなに変わらんだろ」と思っていましたが、これはなかなかいいかも。

一方、小型のソロテントで使用する場合はテーブル置きでも効果は十分な印象。逆に吊ってしまうと風が直接身体に当たってしまって寒いくらい。

ポイントとしては、テントの頂点に向けてファンを回すだけ。テントサイズにもよりますが、大型テントに比べて弱い風量でも十分空気の循環を感じました。

また、個人的には大型テントよりも、ソロテントで使用する方が体感で効果を感じやすかったですね。ソロテントで暖房器具を使用していると顔だけが暑いくらいに感じることが多いですが、顔周りの暑さが和らぎ、膝下くらいまで暖かさを感じられるように。

*  *  *

ストーブの天板上に置くだけで回せる電源不要のストーブ専用ファンも販売されていますが、なるべくなら余分な出費は抑えたいところですし、せっかく買ったギアなら年間通して使いたいものですよね。

テント内に空気の循環を作ってあげるだけでより暖かく冬キャンプを過ごせます。ポータブル扇風機をお持ちの方はぜひ一度お試しを。

>> LUMENA

<取材・文/山口健壱 写真/逢坂聡 撮影協力/LUMENA>

山口健壱(ヤマケン)|1989年生まれ茨城県出身。脱サラし、日本全国をキャンプでめぐる旅ののち、千葉県のキャンプ場でスタッフを経験。メーカーの商品イラストや番組MCなどもつとめる。著書に「キャンプのあやしいルール真相解明〜根拠のない思い込みにサヨウナラ」(三才ブックス)

 

 

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