2018年に設立されたZindiは、アフリカ大陸全体のデータサイエンティストと機械学習愛好者のコミュニティを提供する画期的なプラットフォームとして登場した。
場所やバックグラウンドに関係なく、データ科学に精通した人々が、自分たちのコミュニティやその先にある世界に有意義な影響を与える課題の解決に向けて協力できる場を提供している。
データ サイエンティストと企業をつなぐZindi
Zindiは、アフリカ最大とされる“データ サイエンティストのネットワーク”を有している企業。「データ サイエンスとAI を誰もが利用できるようにする」という使命のもと、データ サイエンティストと組織を結びつけ、学び、スキルを磨き、仕事を見つけるための場所を提供している。同社の主なサービスは「①人材紹介」「②コンペティションの開催」「③学習サポート」「④コミュニティ提供」など。
①人材紹介:Zindiはデータ サイエンス、AI、機械学習、データ エンジニアリングの専門分野にわたる熟練した人材を有しており、企業に最適な人材を紹介している。
②コンペティションの開催:Zindiはヘルスケア、金融、農業など、さまざまな領域のデータサイエンス・コンペティションを開催し、参加者に世界の問題を解決するためのスキルの応用を呼びかけている。コンペティションに参加することで、データサイエンスはスキルアップやキャリア構築が期待できる。一方、主催者として参加する企業は、優秀なコミュニティによって構築されたソリューションを入手可能だ。
③学習サポート: Zindiは、チュートリアル、ウェビナー、データセットなどの豊富な学習リソースを提供し、コミュニティメンバーのデータサイエンス・スキルの継続的な向上をサポートしている。
④コミュニティ提供:Zindiは、機械学習のトピックについて話し合う場や、仲間のデータ サイエンティストとつながれるコミュニティを提供している。データサイエンティストは、互いに交流し、プロジェクトについて議論し、互いの経験から学ぶことができるほか、雇用機会も得ることができる。
アフリカ全土が直面する課題の解決へ
Zindiのアプローチは、典型的なデータサイエンスコンペを超えたものだ。同社がコミュニティやコンペティションで扱う課題は、アフリカ全土のコミュニティが直面する現実的な問題に取り組むよう設計されている。
農業慣行の最適化、医療成果の改善、金融包摂の強化など、今後もZindiはデータサイエンティストがそのスキルを具体的で前向きな変化を生み出すためのプラットフォームを提供していく方針だ。
参考・引用元:Zindi 公式サイト
(文・Techable編集部)
- Original:https://techable.jp/archives/225737
- Source:Techable(テッカブル) -海外テックニュースメディア
- Author:Haruka Isobe
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