寝る前10分でふとんホカホカ!cadoのふとん乾燥機で「ふとん冷たっ!」にさようなら

冬のふとん、冷たい。

とくに足元なんか、もう。体温で温めようとしても、体は冷えてるからなかなか温かくならない。靴下履く? いやー寝る時はちょっと…。

じゃあもう何か道具に頼るしかないじゃない。湯たんぽ、電気アンカ、電気毛布etc. ふとんを温める道具っていろいろあるけど、せっかくなら一石二鳥になる「ふとん乾燥機」を使えばいいんじゃない、と思ったわけですよ。

それは、昨年11月にMakuakeで見かけて「これ、温める用途でもいいんじゃない?」と思った、cado(カドー)のふとん乾燥機「FOEHN 001」(2万4200円)を思い出したから。

読み方は“フェーン”。そう、フェーン現象のフェーン。湿った空気が山を越える時に雨を降らし、乾いて山を下る際に暖まるというやつです。昔、学校で習った記憶ある。要するに風下側で吹く暖かく乾いた風のことで、このふとん乾燥機にはピッタリな名前です。

 

■カタチも操作もシンプル

そもそもふとん乾燥機って、昔は、布団に近いサイズの袋に温風を送り込み、膨らませて温めるタイプでした。覚えてる? それが最近は、太いホースを布団の中に突っ込んで温風をブワーッと送り込むタイプが主流に。でも「FOEHN 001」はそれともちょっと違います。

▲長さは約315mm、直径は約49mm。電源コードは約2m

カタチはスティック状でめっちゃシンプル。

もしかするとこのカタチ、見たことあるという人もいるかも。

cadoといえば、主に空気清浄機や加湿器を手掛けてきたメーカー。“空気”に関するプロダクトをさまざま手掛けてきているんですが、2022年クラファンに登場したドライヤー「baton/バトン」(現在は2万9920円で一般販売中)が、まさに「FOEHN 0001」と同じカタチなんです。

>> ドライヤーのかつてない新たなカタチ。軽くて大風量なスティック型です!

ドライヤーとしてもかなり斬新でしたが、ほぼそのままのカタチでふとん乾燥機を作っちゃうところに、機能にもデザインにもこだわるcadoらしさを感じます。

操作もシンプル。

スライド式のON/OFFボタンと、円形のボタンが3つ付いているだけ。

先端側は「送風ボタン」。押すと青く光ります。運転時間は120分で、ふとんや枕のニオイを取りたい時に使います。

真ん中は「乾燥/ダニ対策ボタン」。乾燥の場合はオレンジ色に光、60分稼働します。ダニ対策モードは赤色に光り、80分稼働。ちなみにダニ対策モード時は約60℃という高めの温風が出るので、使用する場合は、ふとんの耐熱温度が70℃以上であるかあらかじめご確認を。

最も電源ボタン側にあるのが「あたためボタン」。約10分温風を吹き出したあと、自動で止まります(他のモードも同様)。ちなみに稼働中は黄色く光ります。

この「あたため」モードで、寝る前に10分間、ふとんを温めておけば、入った瞬間「冷たっ!」となったり、ふとんの中で震えながら縮こまったりしなくていいわけです。

 

■手軽だからこそ毎日使おうと思える

そしてこの「FOEHN 001」最大の特徴が、面倒なことが一切ないということ。本体をふとんの横に持ってきて、ぶっといホースを差し込むのではなく、電源コードをコンセントに差して、本体の先端側をふとんにつっこめば準備完了です。

▲ふとんの真ん中あたりに差し込む

▲差し込んだら横の掛けぶとんをちょっと押さえて温風が漏れないようにすればOK

さっそく電源を入れてみます。電源ボタンをスライドさせたら、まず「あたため」モードになるのが、地味に気が効いてます。

動き出したら、シュゴーーーー!というなかなかの音が。これ、最初はビックリするかも。

本体の電源コード側、スリットのある部分が空気吸い込み口になっていて、そこから勢いよく空気を吸い込むため、音は致し方ないところかと。

▲空気吸い込み部はホコリが溜まりやすいため、開けて掃除できるようになっている

動き出したら、ものの10秒ほどで掛けぶとん全体がふわっと膨らみます。

ちゃんと足元まで空気が来ていることがわかります。ベッドの長さは約2m。枕元部分を差し引いたとしても180cm程度の距離にしっかり温風を届かせられるということは、それだけ強い風圧で温風を送っているという意味でもあります。

▲掛けぶとんの上に置いてみると、ふとんがバサバサバサと波打つ

いや、どんだけ強いねん。そこそこうるさいのも納得です。

10分後には自動でオフに。

足元に手を入れてみると、お~ほかほか~。これは間違いなく幸せな温かさ。寝る前10分だけ、しかも差し込むだけで温かいふとんで寝られるなら、まったく苦じゃないわ。

*  *  *

もちろんふとん乾燥の機能も、自動オフだから、家を出る前に動かしておけば、帰ったときにはふとんがカラッとしているわけです(ダニ対策モードは高温だから、在宅中にやったほうがいいかも)。

ふとん乾燥機って、やったあとのほわほわなふとんが気持ちいいんですよね。しかもこれからは花粉の季節。天気が良くてもふとんを外に干せないという人もいるはず。そんなときも「FOEHN 001」はきっと活躍してくれるはず。

冷え性にも花粉症にもジメジメした梅雨にもあると助かるふとん乾燥機を、これだけ手軽にしたという点は、“空気をデザインする”cadoならではかもしれません。

>> cado

<取材・文/円道秀和(&GP) 撮影協力/cado>

 

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