折りたたみiPhoneの開発中止か〜部材の耐久性が社内基準に達せず?

Appleが、折りたたみiPhoneの開発を中止したとWeiboに投稿されました。この投稿を複数の海外メディアが取り上げていますが、投稿元にはリーク情報を的中させた実績もないことから、信憑性は低いと考えられます。

折りたたみディスプレイかベアリングの耐久性不足か

Weiboに投稿された情報は、Appleは折りたたみiPhone用のディスプレイらしきサンプルを複数のサプライヤーから入手してテストするも、そのうちの1つは耐久性が社内基準を満たせなかったことから折りたたみiPhone自体の開発を中止したというものです。
 
Appleが折りたたみiPhone用ディスプレイのサンプルをSamsung Displayが提供したという噂が以前ありましたので、Samsung Displayがサプライヤーのうちの1社かもしれません。
 
ただし、Samsung Displayの折りたたみディスプレイはGalaxy Zシリーズで使われている実績がありますので、短時間のテストで壊れたとは考えられません。
 
そうした状況にもかかわらず、Weiboへの投稿主はSamsung Displayの折りたたみディスプレイは基準に達しなかったと記していますので、耐久性ではなく折り目が解消されていないのが理由とも考えられます。
 
また、折りたたみディスプレイではなく折りたたみiPhone用のベアリングのサンプル提供依頼を3社に行ったとの報道もありましたので、耐久性が不足していたのはベアリングが原因だった可能性もあります。

普及の鈍い折りたたみスマホ市場、参入を急ぐ必要なし?

そもそも、Appleが本気で折りたたみデバイスの発売に向けた開発を行っているのかは不透明です。
 
可能性を探るための開発は行っているでしょうが、折りたたみiPhoneの噂は2020年から囁かれながら一向に実現しそうにありません。
 
ただし、折りたたみスマホ市場の成長率が低下しており、新機種投入を控える動きも出てきていますので急いで折りたたみデバイスを投入する必要もなさそうです。
 
 
Photo:Apple Hub/Facebook


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