今度はグリーン車&壁掛けフック付き!東海道新幹線N700系のシート生地を再利用した限定スーツケース登場

昨年2023年9月に発売されるや鉄道ファンの間で大いに話題を呼んだ、エースラゲージ「N700系typeA 東海道新幹線ジャーニーシリーズ」をご存知でしょうか。

これは互いに“旅”に深く関わる東海道新幹線とエースラゲージのコラボレーションによって生まれたもので、現役走行を終えたN700系typeAの車体から外した廃材をアップサイクルして作られたサステナブルなトラベルグッズ・コレクション。これまでに座席生地を使ったハードスーツケースや旅小物、座席のネットポケットを再利用したソフトスーツケースなど、鉄道ファンの心をくすぐるユニークなアイテムを続々と生み出しています。

そんな同シリーズからこのたび新たにリリースされたのが、希少なグリーン車の座席生地を使ったスーツケース「モケットハードスーツケース」(35L:6万8200円、61L:7万1500円)。2月26日より各100本限定で発売中です。

今回限定モデルとして登場する「N700系typeA 東海道新幹線 モケットハードスーツケース」は、N700系typeAのグリーン車座席に使われていた生地を内装にあしらったスーツケース。

N700系typeAの座席には織り目の美しさと心地よい感触が楽しめる特注のモケット生地が使われていました。

今回のコラボレーションでは、実際に使用されていた新幹線の座席から生地部分のみを取り外して洗浄し、縫い目を丁寧にほどいて平面の状態に戻した上で、生地の状態と模様の方向に細心の注意を払いながら裁断・縫製。広い荷室を2つに区切る仕切り部分のアクセントにこの生地を大胆にあしらっています。

16両編成のうち3両分しかないグリーン車、しかも車内は1列4席と座席数自体が少ないため、グリーン車の生地は普通車と比べてとても貴重。濃淡ブラウンを基調としたシックなスクエアパターンが高級感を感じさせます。

製品に使用されるモケット生地は全て実際の座席で使われていたものなので、中にはパイル起毛の欠けや割れ、若干の退色が見られることもあり、さらに場所によっては座席の形状にするために縫製されたステッチがそのまま残されている場合もあるそうですが、鉄道ファンにはむしろ「本当にシートに使われていたんだ…!」なんてリアルな感動を呼び起こしてくれるものになりそう。全てが一点ものという絶対的なレア感は、マニアの所有欲を必ずや満たしてくれるはず。

さらにスーツケースには、同じくアップサイクルしたモケット生地を使ったラゲージタグ兼チケットホルダーを標準で付属。

こちらは二つ折りになった内側の両面にチケットが収納できる仕様になっていて、新幹線チケットや青春18きっぷなど長さがあるものも収納可能。外側にもポケットが付いているので、多数のチケットが収納できるのも便利です。

スーツケースとしての基本仕様に関しては普通車バージョンと同じですが、注目すべきは今回だけの特別なディテールとして搭載されている帽子壁掛フック!

本体長辺のハンドル付近に、実際の新幹線の車内に備えられていたあの折りたたみ式フックが何気なく装備されているのです。

キャップやサコッシュなど、ちょっとした手荷物を引っ掛けておくのにも使えて実用的だし、何より“あのフック”が自分の旅のアイテムとして再利用できることには、ちょっとした感動を覚えます。

外装シェルには、一般的なスーツケースの製造過程で生まれる端材を原料とした端材リサイクル素材を100%使用。本体外寸は昨年発売された普通車バージョンと同等で、1〜2泊程度の旅や出張に適した35Lモデルが54×36×24cmで機内持ち込みにも対応、3~5泊に対応する61Lモデルが64×45×26cmとなっています。

なお付属のチケットホルダーは「ラゲージタグ」(1万1550円)として単品としても購入可能。先行発売中の「スマホショルダー」(1万1000円)や「ガジェットポーチ」(1万6500円)などと揃えて使ってもステキです。

>> エースラゲージ

<文/&GP>

 

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