調査会社Counterpoint Researchは、2024年の中国スマホ市場に関する新たなデータを公開しました。報告書によれば、2024年の最初6週間で、Apple、OPPO、vivoの3社の出荷台数にそれぞれ2桁台の減少がみられたとのことです。
Huaweiにすべて持っていかれている?
2024年に入ってから6週間時点でのAppleの出荷台数は、2023年の最初の6週間と比べると24%減となっており、相当売上が落ち込んでいるのが伺えます。
出荷台数が著しく下がっているのはAppleだけでなく、国内ブランドのOPPOおよびvivoもそれぞれ29%、15%と前年同期比で出荷台数を減らしています。
一方で、Huaweiは今年最初の6週間で出荷台数を前年同期比で64%も増加させており、2桁台の減少を記録したブランドの売上をHuaweiが持っていっている感が強くなっています。
Huaweiは米国からの制裁により、一時は最先端スマホを作れなくなったものの、その後国内技術のみでフラッグシップモデルMate 60 Proを作り上げることに成功しており、業界を震撼させたのが記憶に新しいところです。
Appleは中国で異例の割引キャンペーンを実施
Appleは日本などの売上が好調な市場ではほとんど割引を行うことはありませんが、中国ではサードパーティー販売経路を通してかなり大胆な割引キャンペーンを行っていると報じられています。
割引は一時的な売上上昇につながるかもしれませんが、恒常化すると思わしくない結果に繋がりかねません。Appleは中国での売上を維持するために、魅力的な機能など製品そのものの価値を高めていくべきなのではないでしょうか。
Photo: Counterpoint Research
- Original:https://iphone-mania.jp/news-576841/
- Source:iPhone Mania
- Author:lexi
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