「Pixel 7」をMagSafe対応にしたら便利すぎた!デメリットもあるけどもう手放せないかも

<&GP編集部員が買ってみた!使ってみた!>

根っからのAndroidユーザーでして、2010年に発売された「XPERIA X10(SO-01B)」を初スマホとして購入して以来、Android歴は約14年。苦難(?)の時期もありましたが、近年はiOSとAndroid OSが似通ってきたことや端末スペックが変わらなくなったこともあり、「iPhoneいいなぁ」なんて思わなくなってました(黎明期はちょっと思ってた)。ちなみに現在の愛機は「Google Pixel 7」。いい端末です。

でもね、“MagSafe”がガチで羨ましくなったんです。

きっかけはショート動画。今年に入り&GP編集部では、各人が週に1本ショート動画を作ることになりました。

ショート動画って縦長ですよね。だからスマホを縦持ちして撮影するわけですが、もっとラクに撮影したいなと思ったんです。

グリップみたいなモノを付ければいいのではと考え、Amazonを散策すること5分。

見つけたのが「Ulanzi スマートフォンホルダー Magasfe&クリップ両用 スマホグリップ Bluetoothリモコン付き」。購入価格は2480円(3月17日時点では2680円に値上がり)。

スマホを取り付ける部分に磁石が入っていてMagSafe対応になっているんですが、フックも付いているのでMagSafe非対応スマホでも固定できるようになっています。

しっかり固定できるし、台座が回転するので横向きにもできる。それにBluetoothでスマホと接続する録画ボタンが付いているなど、シンプルだけどよくできています。

▲縦動画撮影はめっちゃラクに

でもね、やっぱりめんどくさいんですよ、フックを広げて取り付けるの。しっかり保持できる分、フックはかなり固い。サッと取り付けてサッと外す、とはいきません。

そういうしているうちにムクムクと頭をもたげてきたのが、「Pixel 7」のMagSafe対応化。

ケースにリングを付けるという手も考えましたが、ケースに加えてリングの厚さもとなると、ワイヤレス充電がかなりあやしい。確実に急速充電はできないと思われます。

そこで選んだのが、MagSafe対応のケース。「【SGS認証・Magsafe対応】FNDMIL Google Pixel 7 ケース半透明 指紋防止 マット感 黄変防止 マグセーフ対応 ピクセル 7 カバー ワイヤレス充電対応 6.3インチ (ブラック)」(3080円)です。

見ての通り、ケース背面側にMagSafe用の磁石が埋め込まれています。そこそこ厚みがあったのは誤算でしたが、とにもかくにもこれで「Pixel 7」でもMagSafeが使えるようになりました。

さっそくスマホグリップを近づけてみます。

がっちりホールド! これこれ、これですよ。想像をはるかに超えるラクさです。

振ってもピクリとも動かないし、横向きにするのもラクラク。

iPhoneユーザーでMagSafeを使っている人をほとんど見かけたことがなかったため、微妙なのかな?とも思っていたんですが、いやいやこれ、イイですよ。ここまでしっかり固定できるというのは予想外だったし、かといって外しづらいというわけではない。

とここまでべた褒めですが、ここからは予想通りというか、やはりワイヤレス充電は遅くなりました。

以前もレビューした通り、超急速ワイヤレス充電したかったため、第2世代「Pixel Stand」を使っています。「Pixel 7」なら最大20Wで充電可能という恐ろしく速い充電スタンドなんですが、MagSafe対応ケースを付けた「Pixel 7」だと明らかに充電スピードが落ちました。体感で半分以下かな。しかも磁石の影響か、置く位置がシビアに。スイートスポットからちょっとズレると、ガクンと充電スピードが落ちます。

ここから分かったことは、MagSafe対応ケースでもワイヤレス充電は可能だってこと(ポジティブ!)。できないとなると話は別ですが、できるんならひとまずOKとします。

ということで次なる狙いは、MagSafe対応モバイルバッテリー。せっかくMagSafeが使えるようになったんなら、モバイルバッテリーも対応にしたいじゃないですか。

そこで「Anker MagGo Power Bank (5000mAh, 7.5W, Stand)」(3990円)をポチっとな。

5000mAhだとだいたいフル充電1回分ですが、容量増やしてサイズが大きくなったら持ちづらくなります。それよりもケーブルなしで充電ができるし、充電しながらスマホを使えるというメリットの方が重要です。

それにしても、装着した姿は、Apple純正の「スマートバッテリーケース」を彷彿とさせます。高価でしたが、使っている人けっこういたような。

「スマートバッテリーケース」はケースがバッテリーを内蔵していて、ワイヤレス充電にも対応していました。そう考えると良くできているんですが、いかんせん付けたり外したりという使い方には向いていません。

▲厚さは15mm

その点、「Anker MagGo Power Bank」は、必要なときだけ付ければいいので、使い勝手の面では軍配が上がります。それに、なんと言ってもコスパがいい。AnkerのMagSafe対応デバイスである“MagGoシリーズ”にはさらに薄い最新モデルもあるのですが、薄いといってもわずか2mm。誤差です。それよりも4000円を切る価格は魅力です。

そして「Anker MagGo Power Bank」にはスタンドが付いています。これがかなりイイ。

縦向きでも横向きでも立てられる。横向きにして動画見ながら充電もできるってなわけです。

ちなみに「Anker MagGo Power Bank」への充電はUSB Type-Cポートにケーブルを挿して行うんですが、縦にした時の側面に端子がついています。さらにパススルーに対応しているので、スタンドとして使いながら充電ケーブルを挿せば、バッテリー本体だけでなくスマホにも充電できるようになっています。

*  *  *

そもそもMagSafeってMacBook用のマグネット式充電端子だったので、iPhone 12でMagSafeが付いた時には「???」となった記憶があります(一度なくなりましたが、また復活しましたよね)。

スマホ用のMagSafe機能って、今でもさほど使っている人がおらず、どうなんだろうと思ったんですが、一度使うと正直やめられません。ワイヤレス充電と一緒ですね。今年から新しいワイヤレス充電規格「Qi2」対応機器が本格的に発売され始めましたが、この「Qi2」のベースとなっているのはMagSafeです。技術的な部分はもちろんですが、使い勝手の面でもよく考えられた機能だと思います。

MagSafe対応のiPhoneでもケースを付けると固定力が落ちるようなので、使ってみようという人はMagSafe対応ケースに変えることをオススメします。いやホント、便利です。

<取材・文/円道秀和(&GP)>

 

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