スーツケースを開くとそこにはN700系typeAのシートの柄が!こういうアップサイクルいいよね

アップサイクルとは、廃棄予定のものをアイデア次第で新たな付加価値を加えてリサイクルすること。特に鉄道車両の廃棄部材を再利用した製品は、環境保護にも役立ちながら、本来所有できない実際の部材を所持できるとあって、人気があります。

このたび、エースラゲージから東海道新幹線の廃材を利用したスーツケース「N700系typeA 東海道新幹線窓リサイクルシェルスーツケース」(6万1380円~ 3月17日現在)が登場。Makuakeにて5月7日まで先行予約販売中です。

このスーツケースに利用されているのは、東海道新幹線N700系typeAの引退車両に使われていた“窓”、“座席の生地”、“車両のアルミ”の3つ。

引退車両の“窓”は、スーツケースのボディに使われているポリカーボネート素材に一部配合しています。

新幹線の窓に使われている素材は透明度の高いポリカーボネートで、この窓をペレットと呼ばれる粒状に加工した上で配合。配合割合は30%で、これは強度としなやかさを両立できるちょうど良いバランスです。

続いて実際に普通車で利用されていた“座席の生地”を洗浄して再利用しています。

“ベルベット”や“ビロード”とも呼ばれるあの独特の色味と触り心地の魅力はもちろん、生地に擦れやステッチなどの名残があるのもアップサイクルならでは。

スーツケースを開けた時のポケットの一部に使用されており、開けるたびにN700系を彷彿とさせます。

また、ハンドル部分に取り付け可能なチケットホルダーにも座席の生地を再利用しており、ホルダー裏側には、JR東海承認済アップサイクルアイテムである証として、東海道新幹線N700系typeAのロゴマークがプリントされています。

チケットホルダーはロング仕様で、JRの青春18きっぷやチケットだけでなく、名刺などを入れておくこともできます。ホックで留めれば個人情報も隠せます。

そして、実際に使用されていた“車両のアルミ”はボディ外側のワンポイントバッジとしてよみがえっています。

引退車両の“再生アルミ”L字角をプレス機で加工し、N700系typeAであることが分かるシルエットに成型し、2本のラインを施しています。

素材だけでなくスーツケースの機能にもこだわりが。特許取得済みのワンプッシュキャスターストッパーは、少し手を放したいときに手元のスイッチでロックをかけられる独自機能で、坂道やバス・電車などでのスーツケースの不意な走行を防ぎます。

カラーバリエーションは東海道新幹線をイメージさせるホワイトとブルーの2種類。サイズも機内持ち込み可能なCABINと預け入れサイズのMIDDLEの2種類から選べます。

CABINは日帰りや1~2泊程度、MIDDLEは3~5泊程度の出張・旅行にうってつけ。最高速度285km/hに耐え続けた素材を使ったスーツケースで旅行を楽しみましょう!

>> Makuake

<文/&GP>

 

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