車に近づくだけでドアを自動で開錠・離れて施錠。韓国発の自動車用デジタルキー「moki」

車のキーを紛失すると、コピーを作成するために時間やコストを費やすことになる。キーケースや紛失防止トラッカーを使うという手もあるが、「手持ちのものが増えるのは避けたい」という人もいるだろう。

そこでおすすめしたいのが、韓国スタートアップのCARBERSHOPが発表した自動車用デジタルキー「moki」。車のドアの開錠・施錠を自動化する便利なアイテムだ。現在、クラウドファンディングサイトのKickstarterで支援を受けている。

車両の開錠・施錠を自動化するデジタルキー「moki」

Image Credits:Kickstarter

mokiは、車に配線やハードウェアを取り付けることなく、手軽に車のキーをデジタル化できるスマートアイテム。「自動アクセスモード」や、アプリを介した「手動アクセス制御」で車のドアのオープン/ロックが可能だ。

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スマートフォンで自動アクセスモードを有効にしてから車に近づくと、あらかじめ設定した距離にもとづいて車のドアが自動的に開く。逆に、離れると車のドアは自動的にロックされる。

自動アクセスモードの有効範囲は最大50mまで。CARBERSHOPは、約0〜15mに設定*することを推奨している。

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なお、mokiは安定した接続を実現するBluetooth 5.0でペアリングされているため、ユーザーは遅延のない迅速な自動アクセス制御を体験できる。

*…ガレージが居住エリアの近くにある場合は、意図しない車両ロックが発生する可能性あり。自動アクセス認識距離を短くする、あるいは自動アクセスモードを無効にすることで、誤動作を防げる。

アプリを介してアクセス権限を共有

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一方、手動アクセス制御では直感的なmokiアプリを通じて、誰でも簡単に車両のドアを制御できる。

自分以外の人が車を使用する場合は、スマートフォンから直接アクセスを有効にできるため、物理的な鍵交換が不要に。「誰が鍵を持っているか」をめぐって、回りくどいやりとりをする手間も省けるだろう。

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また、アプリを通じて1台の車に複数のドライバーを割り当てたり、自分の車以外の車へのアクセスをリクエストしたり…といったことも可能だ。

「The CUP」に続き目標達成なるか?

mokiを提供するCARBERSHOPは、2020年に韓国のクラウドファンディングプラットフォームであるWadizで自動車用スマートキー「The CUP」をリリース。わずか18日間で資金調達が60,000ドルを超え、目標金額を達成した。

The Cupをリリースして以来、累計販売台数は13,000台、アプリユーザー数は18,000人を突破。とくに自動車生産国である韓国と日本で存在感を発揮し、数々の販売記録を達成した。これまでのフィードバックやコメントをもとに、今回CARBERSHOPは“第2世代”ともいえるmokiを開発したというわけだ。

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今後も、mokiが日本をはじめ世界でどのような反響を得るのか注目していきたい。

参考・引用元:Kickstarter

(文・Haruka Isobe)


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