カナダで続出!AirTagを使った車両マーキング事件

カナダを訪れた車両に、何者かによってAirTagが取り付けられる事例が報告されています。マーキング行為のためにAirTagが用いられたようで、犯人は最終的に自動車を盗むつもりだったと推察されています。

最近になって多くの事例が報告

AirTagは、持ち主が自分の所有物を管理するために設計されていますが、逆の目的で使用される事例が増えています。

米地方テレビ局WCAXが伝えたところによれば、米マサチューセッツ州在住で、カナダのモントリオールに住む家族によく会いに行くという男性が、自動車にAirTagを取り付けられる被害に遭ったそうです。

男性はAirTagの警告機能のおかげで見知らぬAirTagの位置を特定することができたとのことですが、誰が何のためにこんなことをやったのかと困惑を隠せずにいます。

地方警察によると、車両に何者かによってAirTagが取り付けられる事例は最近増えているとのことで、おそらく窃盗目的だろうとのことです。

改造されたAirTagには注意が必要

見知らぬAirTagを見つけ出すための警告機能として、AppleはカメラやARKit、加速度センサー、ジャイロスコープからの情報を組み合わせ、聴覚的、触覚的、視覚的なフィードバックでユーザーをAirTagへ導く「正確な場所を見つける」や、ユーザーのiPhone、iPadまたはiPod touchと一緒に移動していることが検出された場合、ユーザーのデバイスにアラートを表示して、音を鳴らす「音を鳴らしてアラートを表示」を実装していますが、音が鳴らないように改造したAirTagが販売された事例も報告されているため注意が必要です。

また、従来のボタン型からカード型に改造してしまった猛者が現れたこともあるため、AirTagが必ずしも決まった形状でない場合、見つけ出すのに苦労するかもしれません。

AirTagはストーカー犯罪の危険性を高めているとして集団訴訟に発展しており、より抜本的な対策が求められています。

Source: 9to5Mac, Apple

Photo: Apple


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