iPhone16 Pro用A18 Proの5種類のベンチマークスコア予測値

iPhone16 Proシリーズに搭載されるであろうA18 Proの、5種類のベンチマークスコアの予測値が報告されました。

iPhone15 Proシリーズ用A17 Proからの向上率を確認してみます。

A18 Proの各種ベンチマークスコア予測値

A18 Proは、CPU性能およびGPU性能の向上よりも、Neural Engineの搭載数を増やして人工知能（AI）関連機能実行時の性能を向上させる設計になるとの噂があります。

それでも、製造プロセスがTSMCの3nmプロセス「N3B」から改良型3nmプロセスである「N3E」になることによる性能向上は期待できるでしょう。

Macworldが予測するA18 ProのGeekbench 6ベンチマークスコア　シングルコアは、3,174です。

A17 Proと比較し、この数値は約9.1%の向上率です。

一方、Geekbench 6ベンチマークスコア　マルチコアの予測値は8,237で、A17 Proからの向上率は約13.8%です。

シングルコアスコアよりも向上率が高いと予測されていますが、それでもQualcomm Snapdragon 8 Gen 4よりも劣る可能性が指摘されています。

GPU性能にうつると、3DMark Wild Lifeでの予測値は104、A17 Proからの向上率は約6.4%とそれほど高くありません。

レイトレーシング性能評価に結びつく3DMark Solar Bayテストでは、A17 ProがA16 Bionicから約57.1%の大幅な伸びを示したのに対し、A18 Proのそれは約13.6%程度にとどまるというのが、Macworldの予測です。

A18 ProのGeekbench ML NPUスコアに関する予測値は低めに見積もったもので、Apple Aシリーズは同世代のSnapdragon 8 GenシリーズやGoogle Tensorを上回ってきたと、Macworldは指摘しています。

今回の予測値ではA17 Proからの向上率が約12.4%に留まっていますので、実機ではこの点の伸びが最も期待されます。

ただし、iPhoneにおけるAI関連機能への対応とそれに合わせたAppleシリコンの最適化はiPhone17シリーズまで待たなければならないとする噂もあります。

その場合、Geekbench ML NPUスコアの大きな改善もiPhone17 Proシリーズ用A19 Proまで持ち越しとなるでしょう。

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