中国ではネット検閲が厳しく、多くの米国製サービスがアクセスできない状況となっていますが、これまで特定のアプリの配信は何故か許可されてきました。今回、WhatsApp、Threads、Signal、Telegramの4つのアプリが、App Storeから削除となったことが明らかになりました。
なぜこのタイミングでの取り下げなのか
中国で多くの米国製サービスが利用できないのは周知の事実ですが、Metaが提供するWhatsAppとThreadsはApp Storeでの配信が許可されてきました。
しかしながら4月中旬、状況は一変し、WhatsAppとThreadsの両アプリがApp Storeから取り下げられたことが判明しました。
Appleにアプリ取り下げについて取材を行った9to5Macによれば、国家インターネット情報弁公室から国家安全保障上の懸念に基づき、中国のApp Storeから上記の2つのアプリを削除するよう命令があったとのことです。
なぜこのタイミングになったのか疑問は残りますが、激化する米中間の貿易戦争と関係しているのは間違いないのではないでしょうか。
SignalとTelegramも削除
追加で入ってきた情報によると、プライバシー重視で知られるメッセージングアプリSignalとTelegramも中国のApp Storeから削除されたとのことです。
WhatsApp、Threads、Signal、Telegramの4つのアプリに共通しているのはどれもコミュニケーションに関するものだったということで、当局で何かしらの新たな決定があり、通達が出されたと推測されます。
Source: 9to5Mac
- Original:https://iphone-mania.jp/news-578970/
- Source:iPhone Mania
- Author:lexi
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