Apple Pencil(第3世代)が触覚フィードバック搭載!?6年前出願の特許実現

2024年5月7日に開催されるイベント「Let Loose.」(何でもあり。)で、新型iPad Proおよび新型iPad Airと共に発表されるのが確実視されているApple Pencil(第3世代)には、触覚フィードバックが(Haptic Feedback)搭載されるとの予想が伝えられました。

2018年に特許出願していた触覚フィードバック搭載Apple Pencil

Bloombergのマーク・ガーマン記者が、ニュースレター「Power On」の最新版にて、「新型Apple Pencilには、触覚フィードバックが搭載される」との予想を伝えました。

選択したペンや紙による描画感覚の違いを再現か

Appleは2018年に、「触覚フィードバックを備えたスタイラスによる描画面のシミュレーション」と題する特許を出願していました。

ガーマン記者の予想通りだとすれば、Apple Pencil(第3世代)にはこの特許に基づく機能が実装されると考えられます。

Apple Pencil 2018 patent_1

特許出願時の内容説明には、触覚フィードバックにより描画面の感触が擬似的に再現されると記されていました。

Apple Pencil 2018 patent_2

つまり、アプリ上で選択したペンの種類(サインペン、筆など)や紙の種類(レポート用紙、油絵用キャンバス)の違いによる書き具合が再現されることが予想されます。

Apple Pencil 2018 patent_3

ペーパーライク保護フィルムが不要になるかも

Apple Pencil(第2世代)では、ペン先保護フィルムを変えることでディスプレイとの摩擦係数を変化させ、書き心地を変更させることができます。

Apple Pencil(第3世代)では、そのままの状態でもユーザーの意図する書き心地に、擬似的に変化させられるかもしれません。

新型の名称はApple Pencil(第3世代)?それとも別の名称?

新型Apple Pencilの名称はApple Pencil(第3世代)になる可能性が高いと噂されていますが、一方で、Apple社内ではApple Pencil(USB-C)が第3世代のApple Pencilと位置付けられているとの情報もありました。

また、iOS17.5ベータ版から見つかったApple Pencilに関する記述には「V4」が含まれていたため、Apple社内では新型Apple Pencilが第4世代のApple Pencilとして扱われている模様です。

そのため、Apple Pencil Proなど何らかの新しい名称を採用するかもしれません。

ワイヤレス充電位置を変えて、新型iPad Proと新型iPad Airに対応と予想

イベントでは、新型iPad Proと新型iPad Air、新型iPad Proに対応する新しいMagic Keyboardも発表されるとみられています。

新型iPad ProのFace ID機構とフロントカメラ、および、新型iPad Airのフロントカメラはディスプレイ上部からディスプレイ右側に移動するとの噂があります。

そのため、新型Apple Pencilはこれら2種類のiPadで異なる磁気ワイヤレス充電機構(吸着位置)に対応する可能性があると、筆者はAppleが出願している(上記とは別の)特許から推察しています。

Source:Power On/Bloomberg

Photo:USPTO, Apple, 画像内テキスト:iPhone Mania


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