5月発表の新型iPad Pro、M3ではなくM4を搭載!?AI機能強化をアピールか

5月7日のイベントで発表が見込まれる新型iPad Proには、M3ではなくM4チップが搭載される可能性が高い、とBloombergのマーク・ガーマン記者が報じています。M4は人工知能(AI)性能を強化しており、iPad Proは初のAIデバイスとして位置付けられるようです。

iPad ProはM3ではなくM4搭載

Appleが5月7日の「Let Loose.」イベントで発表する新型iPad Proには、M3ではなくM4チップを搭載する可能性が高い、とBloombergのマーク・ガーマン記者がニュースレターPower Onで伝えています。

ガーマン氏は先日、M4はAI向けの処理性能を強化したプロセッサとして開発されており、2024年以降に発売されるMacに順次採用されると伝えていましたが、先行して最新鋭チップがiPad Proに搭載されるようです。

Appleとしては、M4をiPad Proに搭載することで、iPad Proを真のAIデバイスとして位置付け、その後の新製品も全てAIデバイスと呼ぶのではないか、とガーマン氏は推測しています。

iPad Pro発表をWWDC24の前に持ってきた理由

Appleが6月の世界開発者会議(WWDC24)に先駆けてM4搭載のiPad Proを発表する意図は、AIチップに関する戦略に集中して発表するためだろう、というのがガーマン氏の見立てです。

そしてWWDC24では、iPadOS18のAIソフトウェアやサービスを、M4や新型iPad Proがどう活用するかに集中するのではないか、と同氏は述べています。

またガーマン氏は、AppleがiPhone16に搭載されるA18チップをAI向けに設計されたチップとして位置付けることを期待している、と付け加えています。

では、新型iPad ProはAIをフル活用できるのか?

ただし、AppleがAIデバイスと位置付けるiPad Proなどの新製品がAIをフル活用できる性能を持つのか、という点についてガーマン氏はやや慎重です。

これらの新製品はAIに特化して開発されているわけではなく、一種のマーケティング戦略としての呼称だろう、とガーマン氏は指摘しています。

同氏によると、AIをフル活用できる新製品として登場するのは、Appleが開発に取り組んでいる、ロボットアームに接続されたiPadのようなタブレットや、家庭用ロボットといった、少し先の製品になるだろう、とのことです。

最新鋭AppleシリコンをMac以外で搭載する初のケースへと急展開

新型iPad ProにM4チップを搭載するとの情報が事実なら、最新鋭AppleシリコンをMacよりも先に搭載する初のケースとなります。

ガーマン氏は3月の時点で、M4搭載のMacBook Proの開発開始を報じ、発売は2024年終わりから2025年初頭にかけてだろうと予測していました。また、iPad ProへのM4搭載は2025年とも伝えていました。

もし、2024年夏にM4搭載のiPad Proが発売されるとしたら、かなりの急展開といえます。

Source: Power On/Bloomberg

Photo: Apple


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