Appleの動向に詳しいBloombergのマーク・ガーマン氏によれば、人工知能(AI)におけるAppleの強みは数億台のデバイスのネットワークであるとのことです。他社との差別化要素となるのでしょうか。
一夜にして最大のAIプレーヤーになる可能性も
日曜恒例のガーマン氏のニュースレター「Power On」の中で、iOS18で追加見込みの様々なAI機能について触れられていますが、同時に他社との兼ね合いの中でAppleがどのようにその強みを活かすことができるかにも触れられています。
これまでAppleはAI開発に関しては遅れを取っているといわれてきましたが、世界中にすでに存在する数億台のAppleデバイスを考慮すれば、一夜にしてAppleは最大のAIプレーヤーになる可能性があるとのことです。
Appleデバイスのネットワークといえば「探す」
数億台のデバイスのネットワークを基盤として機能するAppleのサービスといえば、「探す」が挙げられます。「探す」とは、無数のAppleデバイスから成る匿名の暗号化ネットワークで、デバイスの捜索に役立てられます。
もし仮にAppleのAIが「探す」のようなデバイスのネットワークをもとに動作するものであるならば、どのような利点があるのか気になります。
ただし、AppleはAI機能をプレビュー版として導入するといわれており、これはSiriの展開時を思い起こさせる不吉な傾向であるとのことです。
OpenAIのみには頼らない?
AppleはAI機能提供にあたって、OpenAIとGoogleの両社とそれぞれ交渉を行っていると伝えられていますが、これにはOpenAIがまだそこまで安定した企業とは言えないことが関係している、とガーマン氏は報じています。
AppleのAI機能の数々は来月の世界開発者会議(WWDC)で明かされる見通しです。
Source: Bloomberg
- Original:https://iphone-mania.jp/news-581028/
- Source:iPhone Mania
- Author:lexi
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