Apple、スクリーンタイムのバグを修正すると約束

Appleは、iPhoneやiPadのスクリーンタイム機能にバグがあり、アクセスできないよう設定したはずのWebサイトを閲覧できてしまうなどの問題の多くをiOS17.5で修正した、と発表しました。また、今後のOSアップデートでも問題の修正を継続するとのことです。

iOS12で採用のスクリーンタイム、抜け穴の発見が相次ぐ

iPhoneやiPadでは、ペアレンタルコントロールとスクリーンタイムを組み合わせることで、保護者が子どものアプリ使用時間や閲覧できるWebサイトを制限できます。

スクリーンタイムは、2018年に公開されたiOS12で追加された機能ですが、抜け穴が発見されてはAppleが対策を取る、イタチごっこが繰り返されていました。

スクリーンタイム機能は「設定」アプリの「スクリーンタイム」メニューから設定できます。

2020年から指摘されていたバグ

2020年以降、複数のセキュリティ研究者らが、子どもによるアクセスがブロックされるよう設定したはずの、ポルノや暴力、違法薬物などのWebサイトを閲覧できてしまうスクリーンタイムのバグを指摘していました。

Appleはその後、アップデートで問題を修正したと発表していましたが、セキュリティ研究者はiOS17ベータでもバグが残っており、修正されていないと指摘していました。

Apple「バグの多くはiOS17.5で修正、今後のアップデートでも修正を継続」

AppleはWall Street Journalに対して、2024年5月に公開したiOS17.5でスクリーンタイムの問題の多くを修正した、と説明しています。

同社はまた、問題修正の取り組みは終わっておらず、今後のアップデートで修正を継続する、と説明しています。

iOS18はWWWDC24で発表

iOSの次世代バージョンとなるiOS18は、日本時間6月11日午前2時からの世界開発者会議(WWDC24)基調講演で発表される見込みです。

iOS18では、人工知能(AI)を活用した多くの新機能が追加され、「ボイスメモ」アプリで録音した音声の自動文字起こし機能や、Webページの内容を要約する機能などのほか、コントロールセンターの進化などが伝えられています。

Source: Apple, The Wall Street Journal via 9to5Mac


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